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「おい立浪!」「選手はおもちゃじゃねえぞ」中日ファンが立浪監督に怒号…10日試合後の動画が拡散 選手へは温かい声援

通用口に面した階段に中日ファンらが詰めかけ「おい立浪!」「責任取れよ」「選手はおもちゃじゃねえぞ」と罵声を浴びせている。立浪監督は反応せず、その場を去った。

指揮官の資質があったのかどうかはわからないが、引退後の立浪和義が「あまり学んでいなかった」ことは確かなようだ。
データに基づく戦術を立てることなど、近年の野球の変化をどれだけ理解していたか、疑問が残るし、それ以上に選手やコーチを動かす「コーチング」に関して全く無知だったのは間違いない。PL学園から中日に入って星野仙一などの下で覚えた「昭和の野球」「上意下達の野球」で、今のプロ野球を戦おうとしたのだ。
解説者として長年マイクの前に座っていたが、今の野球の変化は学ばなかったのだろう。

ただ、球団側が立浪和義が仕事がしやすいように組織を再編成したとは思えない。立浪は単身で球団に乗り込み、人間関係を構築しなければならなかった。
現役時代は絶対的な中心選手で、自ら同僚や後輩に歩み寄ってコミュニケーションをとる必要はなかった。お殿様のようなスター選手だったのだ。
そんな立浪が、一人で組織を構築し、人間関係を作っていくことなど、土台無理だったのだ。

しかし球団側は極めて安易だった。「なんたってミスターとまで呼ばれた立浪を呼び戻したんだ。選手もコーチもみんな、言うこと聞くだろーて」
大島宇一郎オーナーの声が聞こえてきそうだ。大島オーナーは落合を招へいした白井文吾名誉オーナーとの確執がうわさされるが、立浪は「落合系でない」と言うだけで起用したのかもしれない。

ドラゴンズの親会社の中日新聞は、朝日、讀賣のような全国紙ではなくブロック紙だ。東京新聞も合わせれば部数は毎日やサンケイよりは多いが、新聞事業への依存度が高く、収益性は低い。
本音を言えば、金がかかる球団経営などしたくないのだが、巨人=讀賣への対抗心もあって、球団を手放せないのだ。

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だから「リストラはしても補強はしない」が基本姿勢だ。FA、トレードで大物をとってくるなどとんでもない話だ。中日が深刻なのは「育成システム」にも力を入れていないことだ。岡林など若手は育って入るが、他球団のように、育成からスターが誕生する事例は少ない。相変わらず「地元出身選手中心」、「東京六大学中心」の保守的な選手獲得が目立つのだ。

一言で言えば「安易」な経営姿勢が浮かび上がる。立浪の監督起用も「生え抜きのOBだから」という安易な判断であることがわかる。
経営陣はチームが低迷すれば「立浪監督の無能のせい」と突き放すことができる。球団経営を簡単に考えているのではないか。

中日ドラゴンズは1936年創設。巨人、阪神と並ぶ老舗球団だ。この球団がどうしようもなく低迷するのは、NPBにとっても損失だ。
立浪和義の首を挿げ替えるときには、同時に球団経営の在り方も変えるべきだと思う。

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先発全員奪三振達成投手/1994~2023