昨日、今日と独立リーググランドチャンピオンシップの取材をしていた。8月に話を聞いた徳島の有望選手のプレー写真を撮るのが目的だったが、徳島は昨日、武蔵に負けてしまった。
武蔵ヒートベアーズにもドラフト候補は何人かいるが、6番DHには清田育宏が座っている。

清田は2020年まで、千葉ロッテマリーンズの主力選手だった。2015年には打率.317を記録。ベストナインに輝き、オールスターにも出た。
好不調の波があり、以後は規定打席に達しなかったが、それでも主力級の一人として存在感があった。

しかし2021年FRIDAYが不倫を報じる。前年、コロナ禍で「部外者との会食禁止」との規則を設けているなか、女性同伴でホテルに宿泊するなど規則破りが発覚。無期限謹慎処分となる。
翌春、復帰が認められるがその初日の二軍戦の後に女性と密会していることが発覚し、自由契約となった。

この案件、坂本勇人よりも山川穂高に近い性格のものだ。コロナ禍であったこと、謹慎開け初日に再び愚行を繰り返したことなどが、球団の逆鱗に触れたということだ。球団の主張はもっともだと思う。30歳過ぎの主力選手にあるまじき愚行だ。また清田は2021年の時点で35歳、成績も下降気味であり、山川ほどの守ってやる価値もなかったと言うことだろう。

退団後の清田は、12球団トライアウトに出ると言われたが出場せず。2021年にはロッテを相手取って損害賠償請求する訴訟を起こす。客観的に見て、清田に非があると思われたが、その後球団と和解したとのことだが、このこじれ方では、NPB復帰はないと思われた。

その後、埼玉ヒートベアーズの解説者になったが、37歳の今年、現役に復帰した。
年齢的には相当厳しいかと思えたが、41試合で124打数39安打3本塁打23打点45四球を選び、打率。315とさすがの成績を残した。

しかしこのシーズンの最終戦をもって引退すると表明。グランドチャンピオンシップの決勝戦が、清田のキャリアの最後となった。

2回表、1死一塁で打席に立った清田は、火の国サラマンダーズの宮澤の初球をたたいた。

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「パカッ」と乾いた音がして打球は中越えに飛んだ

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同点に追いつくタイムリー二塁打。

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「清田はすげえな」とベンチから声が漏れた。
結局、武蔵は火の国に1-6で敗れたから、清田のこの1点が唯一の得点になった。

清田育宏という選手は、底抜けにお人よしで、明るい性格だそうな。要するに何事にも「天然」なのだろう。
賢く振舞っていれば、ロッテで現役を永らえていたかもしれない。今年当たり引退セレモニーをしてもらえたかもしれないが、馬鹿をやって、違う場所で「終戦」を迎えた。

自業自得ではあるが、馬鹿は打ち止めにして、第2の人生を歩んでほしい。


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