NPBとMLBは、実力差は明らかに縮まっているが、経済規模は絶望的なほどに広がっている。このままいけば、優秀な選手はすべてMLBに行ってしまうことになる。実質的にNPBはMLBの「人材養成リーグ=ファーム」になるだろう。
しかしながら、NPBは厳密な意味でのファームにはならない。
ファームにはいろいろな形態がある。
1.1軍球団直営のファーム
NPBの2軍は、1軍球団の直営であり、2軍チームも球団が経営している。選手は球団から直接雇用されている。2軍リーグはNPBが運営している。

2.1軍球団が業務提携するファーム
MLBのファーム球団の内、ルーキーリーグはNPBのファーム同様、直営だが、AからAAAまでのファーム球団は、別の経営者が経営する別個の企業であり、MLBはこれらとアフィリエイト契約をして選手やコーチを派遣している。AからAAAまでの球団は預かった選手で試合興行をしている。選手やコーチの年俸負担がないので、試合興行での採算性は高い。
MLBは、ファーム球団に預けている選手を自由に引き上げることができる。ファーム球団は自分たちで選手を獲得することはできない。

3.形式上傘下に入っているファーム
2020年までのメキシカンリーグは、MLBのAAAのステイタスがあった。しかし特定球団とアフィリエイト契約しているわけではなく、独立採算制だった。
メキシカンリーグはかつてMLBとライバル関係にあったが、次第に劣勢になり、MLBの傘下となった。形式上ではあるがメキシカンリーグからMLBへの移籍は容易だった。
4.実質的なファーム=米の提携独立リーグ
現在のメキシカンリーグは独立リーグと見なされているが、他の独立リーグ同様、MLBへの移籍に障壁はない。
そして北米には7つの独立リーグが活動しているが、このうち4つはMLBと提携し、MLBから依頼されたピッチクロックなどの実験を行ったり、コーチを派遣してもらったりしている。独立リーグ球団は独立採算だが、こうした独立リーグからMLBへの選手の移動に障壁はない。実質的なファームと言える。
NPBは来年度から新しくハヤテ、新潟の2球団をファームリーグに参加させるが、プロ野球の二軍とリーグ戦を戦うという以外は、他の独立リーグと形式上は変わらない。ドラフトにかかっていない選手がNPBに移籍するにはNPBのドラフトを経る必要がある。独立リーグ球団がNPBファームリーグに参加しているだけだ。
さて、NPBはMLBと1や2契約をすることは考えられない。3か4だが、形式上NPBがAAAAになるようなことは考えられないので、4しかないと考えられる。
今のNPBが4,つまりアメリカから見た「提携独立リーグ」になるには、いくつかの障壁がある。
まず、MLBとNPBの選手の往来を自由にしなければ、MLB側のメリットはない。「外国人枠の撤廃」は最大の課題になるだろう。
「そんなことをすれば、MLBから大物選手がやってきて、日本の選手がプレーできなくなる」と思う人もいるかもしれないが、経済格差が10倍もある中で、それは起こらないだろう。ただソフトバンクのような金万球団が巨額の年俸を提示して、トレバー・バウアー級の大物選手を獲得する可能性はある。ただ、それは多くの球団が「現状維持」だけで企業努力を怠っているNPBでは大きな刺激剤となるだろう。
また、MLBとNPBの選手の往来を自由にすることで、より多くの選手が気楽にMLBに挑戦し、ダメなら復帰するという流れができるだろう。
また、ペナントレースに10数試合、MLB,NPBの交流戦を組み込むことも考えられる。これによって彼我の実力差をオンタイムで知ることができる。
今のNPBは、フランチャイズや選手移動の制限という「障壁」に守られて、ちまちまとした「日本プロ野球」を守っている。保守的で後ろ向きの経営だから、いつまでたっても発展しない。
ここは「開国」して、実質的にMLBのファーム化する道を選択すべきだろう。
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1972年外木場義郎、全登板成績【3度目の無安打試合達成】
ファームにはいろいろな形態がある。
1.1軍球団直営のファーム
NPBの2軍は、1軍球団の直営であり、2軍チームも球団が経営している。選手は球団から直接雇用されている。2軍リーグはNPBが運営している。

2.1軍球団が業務提携するファーム
MLBのファーム球団の内、ルーキーリーグはNPBのファーム同様、直営だが、AからAAAまでのファーム球団は、別の経営者が経営する別個の企業であり、MLBはこれらとアフィリエイト契約をして選手やコーチを派遣している。AからAAAまでの球団は預かった選手で試合興行をしている。選手やコーチの年俸負担がないので、試合興行での採算性は高い。
MLBは、ファーム球団に預けている選手を自由に引き上げることができる。ファーム球団は自分たちで選手を獲得することはできない。

3.形式上傘下に入っているファーム
2020年までのメキシカンリーグは、MLBのAAAのステイタスがあった。しかし特定球団とアフィリエイト契約しているわけではなく、独立採算制だった。
メキシカンリーグはかつてMLBとライバル関係にあったが、次第に劣勢になり、MLBの傘下となった。形式上ではあるがメキシカンリーグからMLBへの移籍は容易だった。
4.実質的なファーム=米の提携独立リーグ
現在のメキシカンリーグは独立リーグと見なされているが、他の独立リーグ同様、MLBへの移籍に障壁はない。
そして北米には7つの独立リーグが活動しているが、このうち4つはMLBと提携し、MLBから依頼されたピッチクロックなどの実験を行ったり、コーチを派遣してもらったりしている。独立リーグ球団は独立採算だが、こうした独立リーグからMLBへの選手の移動に障壁はない。実質的なファームと言える。
NPBは来年度から新しくハヤテ、新潟の2球団をファームリーグに参加させるが、プロ野球の二軍とリーグ戦を戦うという以外は、他の独立リーグと形式上は変わらない。ドラフトにかかっていない選手がNPBに移籍するにはNPBのドラフトを経る必要がある。独立リーグ球団がNPBファームリーグに参加しているだけだ。
さて、NPBはMLBと1や2契約をすることは考えられない。3か4だが、形式上NPBがAAAAになるようなことは考えられないので、4しかないと考えられる。
今のNPBが4,つまりアメリカから見た「提携独立リーグ」になるには、いくつかの障壁がある。
まず、MLBとNPBの選手の往来を自由にしなければ、MLB側のメリットはない。「外国人枠の撤廃」は最大の課題になるだろう。
「そんなことをすれば、MLBから大物選手がやってきて、日本の選手がプレーできなくなる」と思う人もいるかもしれないが、経済格差が10倍もある中で、それは起こらないだろう。ただソフトバンクのような金万球団が巨額の年俸を提示して、トレバー・バウアー級の大物選手を獲得する可能性はある。ただ、それは多くの球団が「現状維持」だけで企業努力を怠っているNPBでは大きな刺激剤となるだろう。
また、MLBとNPBの選手の往来を自由にすることで、より多くの選手が気楽にMLBに挑戦し、ダメなら復帰するという流れができるだろう。
また、ペナントレースに10数試合、MLB,NPBの交流戦を組み込むことも考えられる。これによって彼我の実力差をオンタイムで知ることができる。
今のNPBは、フランチャイズや選手移動の制限という「障壁」に守られて、ちまちまとした「日本プロ野球」を守っている。保守的で後ろ向きの経営だから、いつまでたっても発展しない。
ここは「開国」して、実質的にMLBのファーム化する道を選択すべきだろう。
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コメント
コメント一覧
但し、NPBの実行委員、各球団経営者が昭和生まれがほぼ居なくなってから実現するかも?ですね。
残念ながら、NPBの現状を見るに、比較的容易に軟着陸できる4さえも怒らないのではと思えます。
既得権益の鬼と化したNPB含む日本球界にはルール変更以外の現状を変える意思は1ミリもないはずです。
1文言でも己の損を確認するや、外圧だ、越権行為だとそれぞれお持ちのメディアを使って一大キャンペーンを張るのでしょう。
ゆえに、経営傘下にも入らず、経済支援も受けず、経済指南ももちろん受容せず、現状維持の選手一人当たりの20億のポスティングフィーを宝くじの一等当選のごとくありがたがることに終始しそうです。
ただ、MLB側はポスティングフィーのさらなる減額に積極的なはずなので、いわゆる「実質ゼロ円」になった時に再度「黒船だー、越権だー」と騒ぎ立てるはずです。
その時点では更なる球児の激減とMLBへのダイレクトな挑戦によりNPBはハニカム状態に半ばなり、中国・台湾野球の急速な成長によりMLBの関心がNPBからフォーカス外れる事態になりそうです。
歴史が教えるように、全盛期は凋落の始まり。歴史に倣わぬよう思うのみです。