原辰徳監督の人気を1年残しての退任が、山口寿一オーナーの「鶴の一声」できまってさあ大変。後任人事も発表しなければならない。
巨人としては第一次の原監督時代の「読売グループの人事異動だ、文句あるか」みたいな、へんてこな報道は避けたいし、かといって急に決まったことだから「後任人事」もへったくれもない。
「つぎ、どうしましょう?」「じゃ、とりあえず阿部慎之助にでもしとけ」みたいなことで、阿部 一軍ヘッド兼バッテリーコーチ に決まったのだろう。

メディアは桑田真澄ファーム総監督を推す声も上がっていたが、球団主導で人事を行うとすれば「何を言うかわからない」空気が漂っている桑田真澄という線はなかったのだろう。
少年野球の「球数制限」論者だし、スパルタ的な野球を完全否定しているから、今の巨人の体質、とりわけ阿部慎之助とは水と油の関係ではあろう。阿部が残る限り桑田の線はない。

「阿部慎之助は、原監督とともにいったん退任したほうがいいよ」的な話もあったが、巨人首脳としては「空白期間」を作りたくなかったのだろう。
まあ、ここまでの動きを見ても、いかにも「日本の大企業的」というか、だれも責任を取らなくて済む体制を作りたがると言うか、つまらないなと思ってしまう。

さて、阿部慎之助である。彼が「巨人史上最高の捕手」であるのは疑いの余地がない。
巨人の主要な捕手の打撃成績 CGは捕手としての出場試合数。

G-Catcher


打者としての阿部慎之助は、21世紀初頭の巨人で、松井秀喜が抜け、高橋由伸が衰える中、最強打者の一人だったことは疑いの余地がない。
その上で、リーグ、NPBを代表する捕手でもあった。

数字的に見てもそれ以前の最高の捕手、森昌彦の数字を圧倒している。森は左打者であり、中軸を打つこともあったが、それでも「捕手」の印象が強い。

阿部は現役晩年に小林誠司にマスクを譲って一塁手に回ったために、捕手としての出場試合数では森昌彦に及ばなかったが、それ以外の数字で見る限り、最強の捕手だったのだ。

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引退後は巨人の二軍監督、一軍ヘッド代行、一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチ、一軍ヘッド兼バッテリーコーチを歴任。

しかし指導者としては「オラオラ」の噂ばかり聞こえてくる。大学との練習試合に負けた二軍選手を「罰走」させたり、歩かせた投手を怒鳴るなど「失敗を咎める」体質のようだ。
原監督からアンガーマネジメントをするように言われるなど、立浪和義に近いタイプの指導者のようで、巨人ファンはそぞろ不安が増すのではないか。

例によって大型補強で新監督を盛り立てるつもりかもしれないが、外国人はともかくFAでの大物獲得は厳しそうだが、どうするのだろうか?


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