東京五輪の汚職問題、統一教会の問題、ジャニーズの問題、これらに共通しているのは、これまでも散々に疑惑の声があり、利権や権力の私物化への批判があったが、日本のエスタブリッシュメントの庇護によって「聖域」扱いされてきた団体、組織、利権グループが、どんどん内実を晒され、世間の指弾を受けるようになったと言うことだ。
そのきっかけは、あるいは「エスタブリッシュメント」の守護神たる安倍晋三の死去にあったかもしれないのは、先ほど指摘した。
今、言及するのは不謹慎の誹りを受けるかもしれないが、あえて言えば、宝塚歌劇もこれに加わるかもしれない。この劇団のパワハラ体質はかねてより知られていたが、今回の自殺事件によって広がりつつある劇団内の動揺、そして雑誌を中心とするメディアの追及は「第二のジャニーズ」に発展する可能性を感じさせる。
歌舞伎の世界も猿之助一門の不祥事をきっかけとして、これまでの価値観が崩壊しそうな兆しがある。

IMG_5196


その背景にあるのは、人権尊重などコンプライアンス意識の日本社会への浸透だろう。これまで特権的に守られてきた組織、不正があってももみ潰すことができた組織の犯罪行為や人権侵害が、一般人と同じ感覚で非難されるようになったのだ。
この背景には、もちろんネット社会の普及がある。「人の口に戸は立てられぬ」というが、これまで権力と言う「大きな戸」を立ててきた組織、社会の行状が、ネットの力によって、次々と暴かれている。特に動画による動かぬ証拠が、強いインパクトとなっている。

新聞やテレビなどの既存メディアは、実は「エスタブリッシュメント」の側の存在で、権力と対立するポーズを見せつつ様々な談合を行ってきた。その談合組織の名を「記者クラブ」という。
しかし、この談合組織に属しない雑誌メディア、ネットメディアがその領域をどんどん蚕食している。例のジャニーズのNGリストなどは、こうしたメデイァへの「恐怖心」のなせる業だろう。

社会の停滞の中で、閉塞感が高まっている。そんな中で「俺たちは、お前たちと違って守られている」と反り返っていたエスタブリッシュメントの足元が、思わぬ方向からのゲリラ的な攻撃で、大きく揺らいでいるのだ。

日本に残存する「なぜか知らないけど偉い」「なぜか知らないけど優遇される」組織や団体が、「この連中はなぜこんなに偉そうなんだろう」「優遇されているんだろう」という素朴な疑問に晒され、利権の構造が明らかになっていく。これはほんとうによいことではないか。

地獄か天国かは知らないが、「釜の蓋」が開くのかもしれない

23116895_s


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!



NOWAR




1972年外木場義郎、全登板成績【3度目の無安打試合達成】