もともと政治結社、政党というのはどんな国でも「主義主張」を同じくする人が集まってできるものだ。
自由民主党は、もともと自由党と民主党が合併してできたものだが、アメリカの民主党に近いリベラリズムを標榜する民主党と、自由主義経済を重視するアメリカの共和党に近い自由党が、政権政党になるために大同団結したものだ。リベラリズムから保守主義まで、主義主張の幅は広いが、基本的に「保守」のスタンスで政権を担っている。
立憲民主党、国民民主党などは民進党の流れを汲み、基本的には「リベラル」な政治姿勢の政党だ。今の日本の政治は、立憲民主、国民民主などの野党が、自民党とほとんど差のない主義主張になっているので対立点が見えないのだ。

公明党は創価学会を支持母体とする宗教政党でもともとは「中道」で、社会党や社民党と野党勢力を担っていたが、2003年に自民党と連立政権を組み、以後、下野した時期を除き「与党」にある。この政党は今や「与党であり続けること」だけが目的のように思える。
共産党はもともと「暴力革命による社会主義の実現」を目指す政党で、ソビエト共産党を「本山」と仰いできたが、その後、袂を分かち「非暴力による社会主義実現」に舵を切りなおした。しかし「共産主義政党」独特の組織を持ち、他の政党とは一線を画している。今駅頭でビラを撒いているのは、老人ばかりだ。
社民党は「暴力革命を伴わない社会主義の実現」を目指す社会党の流れを汲んでいる。議会制民主主義を維持したまま、社会主義を目指すと言う点で、かつては共産主義と激しく対立していた。
さて、日本維新の会はもともと大阪の地方政党として生まれたが、大阪府の自民党が、行政改革の遅滞などで府民の批判を浴びる中、その受け皿として「大阪都構想」をぶち上げて府民の人気を得た。橋下徹と言うカリスマ政治家が、政敵を徹底的に攻撃する手法で党勢を拡大した。既成政党がどうしても「中道的」で「曖昧」になりがちな中「旗色鮮明」な維新は、典型的なポピュリズムで勢力を拡げた。政策的には自民党極右の安倍晋三に近いが、安倍周辺のエスタブリッシュメントとは水と油で、野党として「保守勢力」の結集を図っている。
しかしエスタブリッシュメントでない分、優秀な人材は集まりにくく、維新の政治家は、様々な問題を起こしている。「政治のことは、よおわからんけどなんか腹立つやんけ」風の輩を引き付けてきたと言えるのではないか。
ただ維新は「大阪万博」で決定的なダメージを受ける可能性がある。維新の面々は沈没船から逃げる準備をしているのではないか。
維新以降の政党は「主義主張」ではなく「こういうことを言えば受けるのではないか」というマーケティング発想で、政党を立ち上げている感がある。
参政党は、実態としては「日本版Qアノン」で、反ワクチン、反グローバリズムなのだが、そういう危ない主義主張をできるだけ表に出さず「私でも政治に参加できます」風の猫なで声の主張で、あまり頭の良くない層を引き付けている。端的に言えば「政治版ムー」みたいな政党だ。
そして日本保守党は、実際には保守でも何でもない百田尚樹が、安倍晋三への「すり寄り競争」で橋下徹に負けた悔しさで立ち上げたと言ってよい。「保守主義は好きだけど、維新、橋下徹は嫌い」みたいな層を相手にしている。河村たかしという「票にさえなれば何でもええで」というポピュリストが合流したが、鈴木宗男あたりも合流するのではないか。統一教会問題で大ダメージを受けた月刊「Hanada」も応援しているが、一言で言えば「ネトウヨ政党」だろう。
うがった見方をすれば、大阪万博以降の「維新の失速」の後釜を狙ったのかもしれない。
しかし百田は政治経験もなければ、主義主張も明確ではないので、おそらく政党経営は難しいだろう。近々喧嘩が起こって分裂するのではないか?
こういう「マーケティングでできた政党」が、一定の支持を得るのは、旧来の政党、とりわけ自民党が「自分たちの仲間、ステークホルダー」以外の国民を切り捨て始めていることと関係があるだろう。
ただのお騒がせ集団のNHK党も含め、維新以後の政党は、結局のところ「日本政治の分断と漂流」の中で涌いた「うたかた」なのだろう。
これからの日本人は、ぼんやりしていたら「政治マーケティング」に取り込まれる。気をつけなければ。
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立憲民主党、国民民主党などは民進党の流れを汲み、基本的には「リベラル」な政治姿勢の政党だ。今の日本の政治は、立憲民主、国民民主などの野党が、自民党とほとんど差のない主義主張になっているので対立点が見えないのだ。

公明党は創価学会を支持母体とする宗教政党でもともとは「中道」で、社会党や社民党と野党勢力を担っていたが、2003年に自民党と連立政権を組み、以後、下野した時期を除き「与党」にある。この政党は今や「与党であり続けること」だけが目的のように思える。
共産党はもともと「暴力革命による社会主義の実現」を目指す政党で、ソビエト共産党を「本山」と仰いできたが、その後、袂を分かち「非暴力による社会主義実現」に舵を切りなおした。しかし「共産主義政党」独特の組織を持ち、他の政党とは一線を画している。今駅頭でビラを撒いているのは、老人ばかりだ。
社民党は「暴力革命を伴わない社会主義の実現」を目指す社会党の流れを汲んでいる。議会制民主主義を維持したまま、社会主義を目指すと言う点で、かつては共産主義と激しく対立していた。
さて、日本維新の会はもともと大阪の地方政党として生まれたが、大阪府の自民党が、行政改革の遅滞などで府民の批判を浴びる中、その受け皿として「大阪都構想」をぶち上げて府民の人気を得た。橋下徹と言うカリスマ政治家が、政敵を徹底的に攻撃する手法で党勢を拡大した。既成政党がどうしても「中道的」で「曖昧」になりがちな中「旗色鮮明」な維新は、典型的なポピュリズムで勢力を拡げた。政策的には自民党極右の安倍晋三に近いが、安倍周辺のエスタブリッシュメントとは水と油で、野党として「保守勢力」の結集を図っている。
しかしエスタブリッシュメントでない分、優秀な人材は集まりにくく、維新の政治家は、様々な問題を起こしている。「政治のことは、よおわからんけどなんか腹立つやんけ」風の輩を引き付けてきたと言えるのではないか。
ただ維新は「大阪万博」で決定的なダメージを受ける可能性がある。維新の面々は沈没船から逃げる準備をしているのではないか。
維新以降の政党は「主義主張」ではなく「こういうことを言えば受けるのではないか」というマーケティング発想で、政党を立ち上げている感がある。
参政党は、実態としては「日本版Qアノン」で、反ワクチン、反グローバリズムなのだが、そういう危ない主義主張をできるだけ表に出さず「私でも政治に参加できます」風の猫なで声の主張で、あまり頭の良くない層を引き付けている。端的に言えば「政治版ムー」みたいな政党だ。
そして日本保守党は、実際には保守でも何でもない百田尚樹が、安倍晋三への「すり寄り競争」で橋下徹に負けた悔しさで立ち上げたと言ってよい。「保守主義は好きだけど、維新、橋下徹は嫌い」みたいな層を相手にしている。河村たかしという「票にさえなれば何でもええで」というポピュリストが合流したが、鈴木宗男あたりも合流するのではないか。統一教会問題で大ダメージを受けた月刊「Hanada」も応援しているが、一言で言えば「ネトウヨ政党」だろう。
うがった見方をすれば、大阪万博以降の「維新の失速」の後釜を狙ったのかもしれない。
しかし百田は政治経験もなければ、主義主張も明確ではないので、おそらく政党経営は難しいだろう。近々喧嘩が起こって分裂するのではないか?
こういう「マーケティングでできた政党」が、一定の支持を得るのは、旧来の政党、とりわけ自民党が「自分たちの仲間、ステークホルダー」以外の国民を切り捨て始めていることと関係があるだろう。
ただのお騒がせ集団のNHK党も含め、維新以後の政党は、結局のところ「日本政治の分断と漂流」の中で涌いた「うたかた」なのだろう。
これからの日本人は、ぼんやりしていたら「政治マーケティング」に取り込まれる。気をつけなければ。
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最近のパフォーマンスはひどいですね。左の参政党みたい。