よく理解してほしいのだが、今、野球人気は衰退気味なのだ。今春のWBCで日本は大盛り上がりをしたが、少年野球各団体に問い合わせたところ「野球志望者」は増えていない。
若年層は、その親の世代が「プロ野球」を知らなくなっているから、こどもに野球に触れる機会をつくらなくなっている。また母親は「野球は怖い、野蛮だ」と嫌いな人が多い。サッカーのように首尾一貫した指導体制もないから、少年野球の全国のネットワークは、ずたずたになっている。

中学の部活の野球も壊滅的で、硬式野球のクラブが現状維持で推移している。

高校野球は、ついに甲子園予選参加校が3500を割り、選手数は12万人台。甲子園優勝校は「全国4000校15万球児の頂点」ではなくなった。
最近、プレジデントオンラインに書いた。

とうとう野球部は卓球部よりも少なくなった…高校生の野球離れが年々加速している根本原因

プロ野球だけを見ていると、野球人気は衰えてないように見えるかもしれないが、野球競技人口も愛好者も確実に減少している。

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プロ野球の観客動員は今年、4年ぶりに2500万人台になったが、来ているのは応援団などヘビーユーザーが中心だ。だからテレビの視聴率は上がらない。

ポストシーズンの充実はペナントレースが終了する10月に、野球人気のピークを作るために、NPBがMLBに倣って企画したものだ。
確かにペナントレースの価値を多少棄損するかもしれないが「ルールとしての正当性」だけを主張して「野球の振興」を軽んじるのは、野球ファンとしてどうなのか。

私は何度もポストシーズンの改革案をいろんなところに出している。今年も東洋経済オンラインに出した。
「クライマックスシリーズ不要派」に欠けた視点

振興策として何らかの提案をするのではなく、ただただ「CSはない方がいい」というのは、自分が愛する「今の野球」さえまともであればよい、未来のことや野球界のことなど「自分には関係がない」という姿勢のように思うがいかがか?
そういう人は野球観戦をしていないのではないか?観戦していなくてもいいが、本当はプロ野球に対する興味も減退しているのではないか。形式論、筋論にとらわれているのではないか。

CSは不完全だが、10月の野球人気を維持、向上させるためには必要不可欠だ。ひいきのチーム、自分の好きな野球を追いかけるとともに、野球界全体がどうなっているかにも関心を持つべきだ。

CS要らないというなら、具体的かつCSを上回る盛り上がりが期待できる対案を出すべきだ。


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