プロ野球とサッカーなど他の競技を比べる上での大前提について、今日は考えたい。
よくサッカーファンとかに馬鹿にされるが、確かに野球というスポーツは運動量が少ない。だから、毎日試合をする事ができるし、10代から長ければ40代半ばまでプレーすることができる。

だからサッカーやアメフト、バスケに比べて何なのだという議論は不毛だからやめておくとして、運動量の少ない野球のプロリーグは、ボールゲームの中では、ものすごく試合数が多いのだ。レギュラーシーズンの試合数をざっくり比較する。

試合数


野球のシーズンは4月から9月末まで、ほぼ半年だ。この短い間に140試合以上を行う。ほとんど毎日試合をしているのだ。連戦も当たり前にある。MLBなど20連戦などもある。

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サッカーのリーグは10カ月の間に30試合程度。10日に1日しか視界をしていないことになる。連戦などとんでもない。ファンは週末の1試合を待ち焦がれてスタジアムに通う。

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アメフトはサッカーのちょうど半分の期間に半分の試合をする。

バスケットボールは、野球に次いで試合数が多いが、試合時間は12分×4、180分が当たり前の野球に比べればはるかに短い。


欧州のサッカーやNFL、NBAは多くの試合で超満員の観客を集め、トータルでは1000万人以上の観客を集める。それに比べれば、プロ野球の観客動員は少ない。3.5万~5万人の大きなスタジアムが満員になるのは一部の試合だけだ。しかしMLB、NPB共に3万人近い観客を集め、トータルでは他のどのプロスポーツよりも大きな観客を動員している。

MLBは人気ではNFLやNBAには及ばないが、試合数が圧倒的に多いことで観客動員、経済規模では肩を並べることができているのだ。

ファンも、野球は「毎日やっているもの」という認識がある。試合の密度が濃いから半年間、いろいろな出来事があり、レギュラーシーズンに対する思い入れがポストシーズンよりも大きい。

試合数が多いと故障者も多い。選手数も他競技より多い。一軍ロースターは40~60人前後だが、傘下にマイナーチームがある。また、チームスタッフも多い。プロ野球チームは他のスポーツより企業機微が大きいことが大きい。

CS改革論の話でも「サッカーのようにすればいい」という話があるが、企業規模が大きく、試合数が多いということは「体制変換が難しい」ということだ。
Jリーグは来年から、シーズンを半年ずらすという大改革を行うが、プロ野球ではそんなドラスティックな改革はできない。
試合数を削って、ポストシーズンを充実させることが難しいのは、試合数が非常に多く、それが「力の根源」になっているからなのだ。

その認識を持っていただきたい。




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