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【中日】大野雄大、球団改革へ熱弁25分「ニンジンがぶら下がったら…」ヒントは阪神の四球査定 全文掲載
「チームとしては、ガラッと変わらないと勝てへんやろなと思いますね。このままいってもたぶん勝てへんと思います。選手が一番やらないといけないですが、球団もそう。監督、コーチも。みんな変わらないと強くならないと思います。それをどうしていかなアカンのか…という話ですが。でも、そう思いますね。このままいっても強くならないですね」

「この秋もみんな“どうにかしよう”と思ってやっている。ただ、いきなり山本由伸投手はヒョコッと出てこない。打者なら岡本(和真)選手、村上(宗隆)選手もいきなり出てこない。どうやったらそうなれるのか。もっともっとみんな考えていかないと」

弱いチームには2種類がある。一つは、育成や選手マネジメントのシステムが整備されているにも関わらず、たまたま世代交代がうまくいかなかったり、大物選手が離脱したりして不振に陥るチーム。今のソフトバンクや西武などがそうだろう。
もう一つは、もともとそうした育成、マネジメントシステムが存在せず、場当たりな球団運営を続けた結果、成績が上がらないチーム。中日はその典型ではないか。



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落合博満監督が全権を掌握していた時代は、一定の方針でチーム運営がされていたし、選手育成にもポリシーがあった。しかし落合体制を一掃して以降は、定見なしに監督を替え、選手を獲得してその場しのぎのチーム運営をしてきている。

立浪和義監督は、そうした中日の体質を象徴している。立浪は現役時代の実績だけで監督に任じられたのであり、指導法も育成法も全くの未知数だった。そして立浪監督を受け入れる編成やチームスタッフも、他球団のような計画的な選手の獲得、育成もしてこなかった。

阪神も度々監督が変わるうえに成績も乱高下するが、金本知憲監督以来、チームの育成方針は思い付きではなく、首尾一貫していて、特に投手に優秀な人材が育ってきている。そのうえで岡田彰布監督と言うベテランの指揮官をいただいたわけだ。

オリックスの例を引くまでもなく、育成は時間がかかるが、一定の方針で選手を獲得し、育成すれば成果は必ず上がるものだ。

「明確な指示を出して、それに選手が応えていくと言いますか。ひとつは四球もそう。そこ(グラウンド)にいなかったので紙面(スポーツ紙の記事)でしか分からないですが、岡田監督が選手に伝えて、それを選手が実行していって。まず『それが査定のポイントにつながっている』と(首脳陣が選手に)話してやっていった。うちと明らかに四球の数も違いますし(中日は12球団最少の306、阪神は12球団最多の494)」


岡田彰布監督のような、知識、知性が立浪和義監督にあるかどうかはわからないが、大事なのはコンセプトだと言うことになるだろう。

落合監督から谷繁元信監督にスイッチした時期に入団した大野は、ダメになる一方の中日を見てきている。そしてベテランになった大野は、立浪監督に嫌われても言うべきことは言おうと決意したのだろう。

彼が言わなければ、中日はもっと落ちていく。中日の場合、不振の根源にあるのは、間違いなく経営陣、さらには親会社だと思うが、抜本的な改革の時期が来ていると言えよう。

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