野球界の暴力、パワハラについての記事を書くと、ヤフコメ欄に必ず出るのが「これくらいの暴言やア力で挫折するくらいなら、この先生きていけない」的な意見だ。

なぜ野球界は「生徒へのパワハラ」を擁護するのか…横浜高校の暴言問題で「選手は感謝している」とする勘違い
世の中はもっと厳しいし理不尽だ、いろいろ無茶も言われるし、ひどい目にも遭う、それが社会というものだ、と。そういうものに耐えてこそ一人前になれる、と。

あくまで私見ではあるが、こういうコメントをする人は、今、大した仕事をしていないのではないかと思うのだ。
確かに世の中にはブラック企業と言うものが存在して、社員をパワハラで脅して無茶な仕事をさせたりする。理不尽な要求をしたり、みんなの前で叱責したりもする。

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しかし、そういう会社、組織が日本のスタンダードではない。今、成功している会社、組織はもっとまともだ。社員個々の適性や希望を尊重し、仕事を通じて、あるいは仕事外の「学び」を通じて「成長する」ことで、会社も成長すると言う考え方だ。

プロ野球チームでも、選手を、いきなり押さえつけてハードトレーニングで鍛え上げようと言うチームも、巨人をはじめ存在するが、主流になっているのは「選手の主体性を尊重し、選手個々がポテンシャルを高められるように手助けする」ような指導法だ。
選手を頭ごなしに叱りつけたり、脅したりして何かを「させよう」というブラックな指導法は、スポーツ界ではマイナーになりつつある。



ヤフトピで、パワハラを肯定するかのようなコメントをする人は、これまで自分の力で成長するような「成功体験」がない人たちなのだろう。おそらくは自己肯定感も低くて、仕事を「やらされる」ネガティブなものだと思っているのではないか。

そうした組織マネジメントのやり方は、日本でも主流ではなくなりつつある。人々が昔より聡明になったし、はっきりした目的意識を持つようになったからだ。

しかし、日本のスポーツ指導や、労働環境が変化しつつある一方で、「ブラックな価値観」は日本社会に澱のように蟠っているのも一面の事実だ。
そして日本社会、特に若者の生きる世界に、マイナスの影響を与えているように思う。ヤフトピはそういう意味では、世間の掃きだめの様だ。


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