今日は朝から鎌ヶ谷で12球団合同トライアウトを見てきた。もう少し早く帰るはずだったが、今年は近年になく参加選手が多くて、シートバッティングが3時過ぎまであった。

去年もそうしたのだが、私は村瀬秀信さんなど雑誌ライターと手分けして、出場選手のインタビューをとった。だから球場を出たのが4時過ぎと遅れてしまった。

今日、目についたのは巨人の中田翔がFA宣言をせずに、オプトアウトで退団したことだ。中田は昨年、3年契約を結んでいる。しかし選手の側から契約を打ち切るオプトアウト付きの契約をしていた。

普通で考えれば、FA権を行使して移籍したほうが、有利な条件で移籍できそうなものだ。しかし、それを行使しなかった。
1つには、中田翔の「時価」の問題がある。中田はフル出場すれば20本70打点程度が見込まれる右の強打者だが、現行の3億円という年俸は割高感がある。この金額を起点にしてのFA移籍はやや難しいと言う認識だったのだろう。
また巨人ではBランクの年俸の中田は、FA移籍の場合巨人が相手球団に「人的補償」を求める可能性がある。
これも移籍先の球団に二の足を踏ませる動機になりかねない。

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そういうことを勘案して、FA権行使を見送り、オプトアウトしたのだろう。これで中田は無用にハードルを上げることなく各球団と交渉することが可能になる。

最近のストーブリーグを見ていると、日本の「FA」というのは「ほとんどの選手を幸せにしない制度」ではないかという気がする。



今日のトライアウトには、ロッテの福田周平が出ていたが、彼など、ロッテと大型契約を結んだ矢先に右肩を骨折して、契約期間ろくに働くことができなかった。それでも彼は「今日は投げて振って、元気なところを見せることができて良かった」と言っていたが、記者席では「今の高額年俸が、ネックになっているのではないか」という声が出ていた。

MLBのように契約年限が来れば、自動的にFAになる制度ならば、もっと明確なのだが「FA宣言」という中途半端なしくみが、FA制度をぼやけたものにしていると思う。


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