日刊ゲンダイ
オリ山﨑福也がFAバブル、大争奪戦のナゼ…巨人“後出しジャンケン”で4年10億円以上提示
私は今年、オリックスの試合を60試合ほど見てきたが、山﨑福也が先発のときは「やや外れ」だった。

キャリアSTATS 下はファーム

S-Yamasaki




日大三高から明治大を経て2014年ドラフト1位で入団。188㎝95㎏の大型左腕。父の即戦力として期待された。父の山崎章弘は元巨人、日ハム選手であり、期待感は非常に高かった。

しかし一本立ちするまでに時間がかかった。入団から9年連続でファームで投げている。

最大の問題は「制球力」であり、K/BBはずっと1台だった。これが3.12になったのは2021年、ここから安定感が増してローテを維持できるようになったのだ。

今季は初めて二けた勝利、被本塁打も減ってローテを維持できた。ただし一度も規定投球回数に達したことがない。

しかし、ようやく「並みの先発投手」になったというレベルだ。

今季のオリックス先発投手上位5人のイニング別失点。RSは援護点。

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どんな大投手でも「失点が増えるイニング」が存在する。大エース山本由伸は2巡目に差し掛かる3回と、最終盤の8回に失点が増える。

宮城は3巡目あたりから打たれ出す。

山下は2巡目から3巡目。

対照的に田嶋は立ち上がりに失点機が多くなる。

そして山﨑は、初回から失点することも多く、ずっと失点機が続くのだ。メリハリなくだらだらと点を取られ続けるということだ。今季は、23回先発したが6試合で5回までに降板、4.2回での降板が3試合もある。指揮官がピリッとしないので、業を煮やしたという印象だ。

それでも先発で100イニング以上投げることができる「左腕」は貴重だと言うことだろう。

ただオリックスは、東や左腕の曽谷、齋藤響介なども台頭している。それほど危機感はないだろう。

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