オリックスの杉本裕太郎が、優勝記念パレードのあいさつで書面を読み上げたが、そのときに「何卒」を「なにそつ」とよんだと言う。
文章は広報担当者などが作成したのだろうが、ルビくらい振ってやれよとは思う。
とはいっても杉本も青山学院大学を出ている。そもそも挨拶くらい、原稿なしでするべきだろう。前の選手会長の吉田正尚は、杉本の大学の後輩だが、ちょっとしたユーモアも交えてしゃれた挨拶をしたものだ、と憎まれ口を叩いてみるが、そういうところも杉本裕太郎のキャラであり、魅力でもあろう。
「なにそつ」を聞き逃さず記事にした記者こそ人が悪いと思う。

野球界で言い間違いと言えば、川上哲治が外木場義郎を「そときば」と呼んで、ずっと訂正しなかったことが記憶に残っている。
長嶋茂雄の激しい言い間違いは、もはや伝説級だが、この人の場合「何をどのように言い間違えても許される」という圧倒的な特権意識に基づいているのではないか。
河野博文を「げんちゃん」と呼んだのは、彼のことを「原始人に似ている」と思ったからだと言う。それで審判が投手交代を受け付けたのだからすごい。彼は長嶋監督から一度も名前を呼ばれたことがなかったと言う。広澤克己を「広岡」くらいはなんでもないだろう。
その極め付きは、ある時期だけ自分のことを「ながしましげる」と呼んでいたことだろう。CMだったかラジオだったかで、ディレクターが難儀したと言う。
糸井重里が「いいまつがい」とネーミングしたが、これは誰にでもある。私が強烈に憶えているのは、六代目笑福亭松鶴のそれだ。弟子の鶴瓶のネタになっていたが「わし、エネルギー体質やねん(アレルギー体質)」、「お前(鶴瓶)と、わしはジャングル(ジャンル)が違う」だ。この二つは言い間違いの「たち(質)」が良い。情景が頭に浮かぶのだ。
政治家の「いいまつがい」は、教養のなさが明らかになる場合が多い。安倍晋三の「云々(でんでん)」や麻生太郎の「踏襲(ふしゅう)」「未曾有(みぞうゆう)」「頻繁(はんざつ)」などだ。昔は博士号を持つ学者、研究者の政治家がたくさんいたが、今のぼんぼん政治家は、猛烈に勉強した経験が少ないので、インプットが少ないのだろうと思う。
強烈に憶えているのは、ハマコー事浜田幸一が、日本共産党の宮本顕治の旧悪を暴露するつもりで、国会で「宮沢賢治君は人を殺した」と言ったことだ。グスコーブドリが人を殺したか、みたいなイメージが湧くが、頭の中身が極めてアバウトだったのだろう。
「いいまつがい」は、人柄が現れる。私も大量の「いいまつがい」を日々生産しているが、できるだけ「罪がない」言いまつがいをしようと思う。
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とはいっても杉本も青山学院大学を出ている。そもそも挨拶くらい、原稿なしでするべきだろう。前の選手会長の吉田正尚は、杉本の大学の後輩だが、ちょっとしたユーモアも交えてしゃれた挨拶をしたものだ、と憎まれ口を叩いてみるが、そういうところも杉本裕太郎のキャラであり、魅力でもあろう。
「なにそつ」を聞き逃さず記事にした記者こそ人が悪いと思う。

野球界で言い間違いと言えば、川上哲治が外木場義郎を「そときば」と呼んで、ずっと訂正しなかったことが記憶に残っている。
長嶋茂雄の激しい言い間違いは、もはや伝説級だが、この人の場合「何をどのように言い間違えても許される」という圧倒的な特権意識に基づいているのではないか。
河野博文を「げんちゃん」と呼んだのは、彼のことを「原始人に似ている」と思ったからだと言う。それで審判が投手交代を受け付けたのだからすごい。彼は長嶋監督から一度も名前を呼ばれたことがなかったと言う。広澤克己を「広岡」くらいはなんでもないだろう。
その極め付きは、ある時期だけ自分のことを「ながしましげる」と呼んでいたことだろう。CMだったかラジオだったかで、ディレクターが難儀したと言う。
糸井重里が「いいまつがい」とネーミングしたが、これは誰にでもある。私が強烈に憶えているのは、六代目笑福亭松鶴のそれだ。弟子の鶴瓶のネタになっていたが「わし、エネルギー体質やねん(アレルギー体質)」、「お前(鶴瓶)と、わしはジャングル(ジャンル)が違う」だ。この二つは言い間違いの「たち(質)」が良い。情景が頭に浮かぶのだ。
政治家の「いいまつがい」は、教養のなさが明らかになる場合が多い。安倍晋三の「云々(でんでん)」や麻生太郎の「踏襲(ふしゅう)」「未曾有(みぞうゆう)」「頻繁(はんざつ)」などだ。昔は博士号を持つ学者、研究者の政治家がたくさんいたが、今のぼんぼん政治家は、猛烈に勉強した経験が少ないので、インプットが少ないのだろうと思う。
強烈に憶えているのは、ハマコー事浜田幸一が、日本共産党の宮本顕治の旧悪を暴露するつもりで、国会で「宮沢賢治君は人を殺した」と言ったことだ。グスコーブドリが人を殺したか、みたいなイメージが湧くが、頭の中身が極めてアバウトだったのだろう。
「いいまつがい」は、人柄が現れる。私も大量の「いいまつがい」を日々生産しているが、できるだけ「罪がない」言いまつがいをしようと思う。
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コメント
コメント一覧
「本当に痛ましい事件ですね。平和な一家が凶悪犯の手によって悲しみのズンドコに落とされてしまったわけですね」
関西の某テレビ局であったいいまつがいらしいですが、中島らものエッセイに引用されていたので真偽のほどはかなりあやしいです。
最初は本気で間違ってたのでご指摘のとおりですが。
半分合ってる
「NoシャブNoライフ」と。
言いたいことはLifeにシャブはいらねー!という清原の新たな決意なんでしょうが
「No music,No Life」の用法から行くと・・・
No War, No Life
というのもありましたっけ。
って、今更こんな事書く僕こそ人が悪いナァ。
六代目松鶴については、鶴光もネタにしてはりました。
「お前、わしの英語にクリーム(クレーム)つけよるんか!」
首長(くびちょう)、化学(ばけがく)、私立(わたくしりつ)などなど…。
松坂の奥さんが日テレのアナウンサー、
「×回の裏、ロウソクの大砲、4番中村紀洋が逆転の一発!」
浪速(なにわ)の大砲だと気づくのに時間がかかったけど、、、