発表されたベストナイン、ゴールデングラブの選手について俯瞰、検証していこう。
打撃30傑をもとに、B=ベストナイン、G=ゴールデングラブの分布状況を見ていく。
まずはセ・リーグ

BG-CL


ベストナインは打率14位までの選手が選ばれている。打率だけがベストナインの指標ではないが、わかりやすい結果になっていると言える。

三塁はDeNAの宮﨑、確かに首位打者だが20本塁打、71打点。31本塁打、84打点の村上宗隆。24本塁打
92打点の佐藤輝明と言うライバルもいた。
さらに本塁打王の岡本和真は一塁75試合、三塁84試合と言うハイブリッドタイプのため、ベストナインでは非常に不利だ。MLBでは昨年から、こうした選手のためにシルバースラッガー賞に「ユーティリティ」部門を設けたが、NPBは少し慎重なので、100年くらいたてばそういう配慮をするのではないか。

IMG_8637




遊撃の阪神、木浪はシーズン前は予想外だった。岡田彰布監督は中野を二塁にコンバートして新鋭の木幡を抜擢するつもりだった。木浪は二番手だったが「恐怖の8番打者」としても活躍した。

坂本勇人は試合出場も少ないし、終盤は三塁を守ったから選に洩れるのは当然だろう。

外野では近本は文句なし、西川は出場は少ないが打率2位だからいいとして、3人目はサンタナではないか。岡林は最多安打を取っていないし、OPSでもかなり劣る。大島も残念なところだ。

ゴールデングラブでは三塁の宮﨑は大いに違和感。首位打者のご祝儀はベストナインだけでいいのではないか。失策数は少なかったが、守備範囲は非常に狭かった。岡本でもよかったように思う。

遊撃は長岡でもよかったが、木浪がW受賞。外野で桑原がとったのは補殺数が7と多かったからか?
それでいえば12のノイジーがダントツなのだが。

いずれにしても坂本勇人、菊地涼介などの世代から新しい世代へ、交代が進んでいることがわかる。



私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!



2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】

NOWAR