日大アメフト部の薬物問題は「アメフト部を廃部にする」ことで決着するような問題ではない。
アメフト部の薬物汚染は、日大スポーツ競技部、さらには日大経営陣の「管理体制」に起因している。
選手、大学生が不祥事を起こしても、検察、警察に顔が利く副学長などの経営陣、スポーツ競技部が真相を明らかにすることなく、隠ぺい、もみ消しをする体制ができていたのだ。

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アメフト部の廃部は「出血している部位を切除して捨てる」ことだが、病巣はその奥深くにある。出血している部位だけを取り除いても、大手術をして病巣を取り除かないと、日大という「病気の巨人」は助からない。

学長、副学長の辞任は、そうした「手術」の一つだが、34もの競技を統括する「スポーツ競技部」そのものも解体し、外部の有識者なども参画して、新たな大学スポーツの形を構築すべきだ。

日大アメフト部の改革について、大学側は文科省に「アメフト部の寮に新たに寮監を設け、選手の生活を管理する」と改善案を提示したとのことだが、これなど大学側が今回の事件の本質を全く理解していないことを露呈している。

この不祥事は、馬鹿な学生が起こした事件などではない。「上の言うことをきいて、アメフトさえしていれば、あとは何をしても許される」と言う閉鎖的で、極めて内向きの部の「体質」「管理体制」がひこ起こした事件だ。

重要なことは、日大スポーツを、スポーツ以外の知識、教養を身に着けて「自分自身で善悪の判断ができる」まともな学生アスリートを育成する「教育機関」に変貌させることだ。

今や東京六大学も、多くの有力大学も「勉強しないでスポーツばかりやる馬鹿」では入学できないようになっている。日大がそういうスポーツ馬鹿の吹き溜まりになっているとまでは言わないが、このままではどんどん取り残されていくだろう。

日大アメフト部の廃部の後は、日大スポーツ競技部の指導者の「適格性」についてメスを入れて、ただ単に「元選手」と言うだけで居座っているような愚かな指導者は排除すべきだろう。

林真理子にその能力があるとは思えないが、それができなければ、日大スポーツは衰退の一途をたどるだろう。


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