34歳、中田翔と同い年ですでにNPBで1000本安打を記録した、中日屈指の外国人選手である。ポジションが完全にかぶっているし、来季は限りなく厳しくなる。

どんな球団でも「新しく積み上げた薪」から使うものだ。中日の一塁は中田翔が第一、ダヤンは控えになるのが既定路線だ。
しかし、彼は、レギュラーで出てこそ力を発揮する。今季は代打では3回しか打席に立っていない。

キャリアSTATS

Dayan


15歳でキューバ国内リーグでデビュー、強打者として頭角を現し18歳でいかだに乗ってアメリカに亡命、1年のブランクを経てホワイトソックスに入団し、2010年にはメジャーデビュー、フリースインガーと言われ「時間がかかる」と評された。当初は、三塁手だったが箸にも棒にも掛からず、外野に転向する。規定打席に二度達したが2015年に解雇され、アスレチックスとマイナー契約、しかしリリースされホワイトソックスに戻るがオフに解雇され、2016年に中日にやってきた。

その時点でビシエドはMLBでは15試合しか一塁を守ったことがなかったが、ビシエドは中日で一塁手として堅実かつ素晴らしい守備を見せた。
さらに右の中距離打者として、首位打者、最多安打1回、ベストナイン、ゴールデングラブ各2回。

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好守に安定感のある中心選手となった。
私は厳しい打球にダイビングするのも何度も見た。日本人、外国人の別なく見て、中日の顔と言ってよい打者だった。

今季は不振が続いたが、まだ34歳だ。しかも今年の10月にFA権を取得している。宣言はしなかったが、FA権取得に拠ってビシエドは「外国人枠」を外れる。これは非常に大きい。

パ・リーグならばDH候補、セでは一塁手として。ソトの去就が微妙なDeNA、マクブルームが退団した広島、一塁は決まらない日本ハム、マキノンとの交渉がもめている西武など、獲得してはどうか。

中日で腐らせるのはあまりにも惜しい。ぜひ、出てほしい。


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