今年はセ・パ両リーグで9人もの二けた負け投手が出た。近年では2017年の13人に次ぎ、2018年とタイ記録ではある。ここ3年の二けた敗戦投手の成績を並べてみた。
2021年から *は左投手。RSAは援護率。その投手が投げた間に味方がとった点をイニング数で割って9倍したもの。RSA-ERAは援護率-防御率

ERA-RS2021




セ・リーグは中日の3投手。前年の沢村賞投手、大野は規定投球回数に乗ったものの7勝11敗と負け越し。ERA、RSAともに2点台で、明らかに援護が足らなかった。

パ・リーグでは優勝したオリックスの山﨑福は、援護率が防御率を上回っているのに8勝10敗。肝心のところで失点することがある投手だったのだ。

2022年、セ・リーグはこの年も中日の柳だけ。

ERA-RS2022


楽天の田中はERA3点台、援護点は4点あったが9勝12敗と負け越し。
西武の新人、隅田は新人で初勝利してから10連敗。ERA3.75はまずまずだが、援護点が1.78と極端に低かった。

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そして今年、

ERA-RS2023


セは5人中4人が中日。ここ3年、セの二けた敗戦投手は10人いるが、このうち9人が中日だ。
バンテリンドームは、大きさもさることながら外野フェンスが高く、本塁打が出にくい。球場の改修なり、何らかの対策が必要なのにもかかわらず、なにもしてこなかった。

今年移籍した涌井も被害に遭った。

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パの田中の場合、ERAが5点近くて、救援云々と言う話ではなくなっている。

このままいけば、来年も二けた敗戦は中日の独壇場になりそうだ。


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