少し前の話だが、札幌五輪が突然吹っ飛んでしまったのは、バッハが札幌市民にブチ切れたからだと言う。なかなか面白い話ではないか。
2021年、東京五輪の段階では、バッハは「札幌の開催能力に疑いの余地はない」「札幌には事実上すべてがそろっている」と言っていた。
東京の後は2030年の札幌と、札幌市やIOCなどももくろんでいた。

しかし東京五輪が、新型コロナが猖獗を極める中、国民の反対の中で強行されたうえに、五輪後に電通を中心とする「汚職の構造」が明らかになった。

この経緯を見ていた札幌市民は。今更五輪なんてと思い、JOCや札幌市などの招致活動に否定的な態度を示した。

これに対してバッハがブチ切れたというのだ。

IOCは、国際的なスポーツ利権集団になり果てている。IOC委員は五輪開催地招致活動にかこつけて、様々な便宜供与を受けていた。
せこい例では、石川県の馳浩知事が、「内閣官房機密費を使ってIOCの委員に1冊20万円の豪華なアルバムを贈呈した」とぽろっと漏らしてしまった。1冊20万と言うのは、そこそこ豪華な印刷物を少部数制作すれば、それくらいになるわけで、それほど珍しいことではないが、これが五輪に対してネガティブな印象を持っている日本国民のさらなる怒りを買ったわけだ。

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バッハは、日本国民に「お前ら、IOCにたてついたら、2度とオリンピックさしたれへんぞ」と言っているのだ。
JOCや、五輪利権で飯を食ってきたあたりは、震え上がったのかもしれないが、一般国民は平気である。

「勝手に貴族みたいに偉ぶってるIOCの役員なんか、日本に来てもらわんでもええわい、あほみたいに金使いやがって。見たかったら、テレビで見るわい」
と思っている。このあたり関西弁の方が言いやすいからそうしているが、関西だけでなく全国の国民の大半、五輪と利害関係がない国民のほとんどが「五輪なんかいるか」と思っている。

日本でオリンピックなんか、もう金輪際しなくていいんじゃないだろうか?


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