田中将大が空前の成績を上げた2013年にデビューした則本も11年目、チームへの貢献度は極めて高い投手ではある。
キャリアSTATS

Norimoto


近江商人の士官学校と言われた八幡商、三重中京大を経て2012年ドラフト2位で楽天に。年齢は違うが大谷翔平、藤浪晋太郎、菅野智之、らはドラフト同期。東浜巨、福谷浩司らが大学時代のライバル。

入団1年目から開幕投手に。ローテを維持して田中将大に次ぐ投手として投げ、新人王。翌年から5年連続で最多奪三振。8試合連続二けた奪三振を記録するなど、故障知らずできわめてパワフルだった。

2019年に右ひじ手術をして68イニングの登板に留まるが、以後は奪三振数こそ減ったものの先発の一角をキープし、信頼感のある投手としてチームに貢献してきた。
楽天での通算勝利数114は、田中将大の119に次ぐ歴代2位。

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貢献度の極めて高い投手だが、松井裕樹の海外FA移籍に伴い、クローザー転向を決意したという。

松井の救援登板は新人の2013年に2試合、2014年に2試合、2018年に1試合の5試合しかない。

全く未知の領域に挑戦することになる。2019年にFA権を行使したうえで残留しており、楽天でキャリアを全うすることを決意しているのだろうが、大きなリスクではあろう。
連投が利く年齢でもないし、使い方は限定的か。ただ平野佳寿の例でも分かるように、ベテランが後ろに控えるチームは強い。

球団は則本をしっかりフォローしてほしいと思う。

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