リーグでのチーム平均防御率は3位に上がっている。トータルで見て、投手陣は前年より向上したのは間違いない。
チーム防御率の前年からの推移

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リーグ防御率は3.16から3.15とほぼ同じレベルで推移したが、昨年は3.46で6位だったのが、今年は3.08と大幅に向上し、オリックス、西武に次ぐ3位になった。

投手陣の前年からの推移

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上沢、伊藤、加藤の3本柱は昨年同様、そろって規定投球回数に達した。そして左腕の上原健太がそれに次ぐ存在になった。
伊藤が打ち込まれるケースがしばしばあったにしても、先発陣の安定感は増したと言えよう。

救援陣では、昨年、固定できなかったクローザーにソフトバンクから移籍した田中正義を据えることができたのが大きい。
田中は8月以降成績が急落したが、それまでは一線級の成績だった。経験を積むことで、来季も計算できるのではないか。

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セットアッパーの河野、中継ぎ陣の池田、玉井なども上々の出来で、投手陣だけならCS進出の可能性もあった。

要するに「投打のかみ合わせが悪い」ことで、最下位に沈んだと言える。新庄采配に疑問ありだ。

来季は上沢が抜ける可能性が高い。上原のさらなる成長が期待されるが、NPB屈指の制球力の加藤貴の残留など、明るい話題も多いのではないか。



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