西武から国内フリーエージェント（FA）宣言した山川穂高内野手（32）を、ソフトバンクが獲得することが13日、決定的となった。不足している右の長距離打者という補強ポイントに合致した。4年総額16億円（金額は推定）程度の大型契約となる見込みで、細部を詰めている段階。来週にも正式発表される

補強らしき補強ができていなかったソフトバンクだ。オリックスが広島から西川龍馬を獲得する中、打線のさらなる上乗せは喫緊の課題ではあった。

山川はいわゆる札付き、であり、しばらくは言動に注意しなければならない。そもそも事件が解決したとは言えない。山川は不起訴処分にはなっているが、被害女性側と和解もできていない。

中田翔の暴力沙汰は「済んだこと」になり、坂本勇人の女性への加害疑惑は「なかったこと」になっているが、山川の場合「終わったかどうかよくわからない」状況だ。
今後も文春砲などが放たれる可能性もないとは言えない。大きなリスクがある状況だが、オリックスに3連覇を許したソフトバンクは「背に腹は代えられない」思いで契約するのだろう。

キャリアSTATS






バットにボールを載せて遠くに運ぶ技術は抜群であり、屈指の長距離砲。また選球眼も良くNPBをで意表する強打者だった。

私は彼が「打撃はいいけどどこを守る？」と言われて春季キャンプで守備の猛特訓を受けていたのをよく見ていた。これは2017年




翌年には初めて規定打席に乗って本塁打王、しかもMVP




左足を上げて、巻き込むように動かしながらバットを振りぬく、パワフルな打撃は独特のものだった。




遠目で見れば中村剛也と区別がつかない風貌も面白く、期待が高い選手だったが。

来季からの3年、山川は「野球以外の話題を一切振りまかない」ことで「人のうわさも75日」を決め込むしかない。しかし彼がやらかしたことは、その後も他人の口の端にのぼる。そのことは覚悟すべきだろう。


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