毎日野球についてのブログを書き続けて15年、多くの選手の話題を書いてきたが、最近頭を悩ましているのが「ワタナベ」である。
「ワタナベ」の表記はやたら多い。渡辺、渡邊、渡邉、渡部などなど。渡部は「ワタベ」と読むこともあるからさらにややこしいが、実はNPB球団には「ワタナベ」姓の選手は11人いる。このうち10人が一軍の試合に出たのだが。

「ワタナベ」姓の選手には、レギュラークラスの野手も、主戦級の投手も一人もいないのだ。
試合が始まった時点で、スタメンに名前を連ねる「ワタナベ」は少ないし、先発する投手もいない。

殆どが途中出場で「〇〇に代わってセカンド、ワタナベ」、「〇〇に代わって投手、ワタナベ」なのだ。私はそのアナウンスを聞いてもほとんど顔が浮かばない。

一軍に出場した現役のワタナベ10人の通算成績

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投手は4人、野手は6人いるが、いずれも中途半端な成績であることがわかる。
また楽天、ソフトバンク、西武、オリックス、阪神と言う5チームに「ワタナベ」が集中しているのだ。

このなかでパッと思い浮かぶのは「おかわり二世」の渡部健人だろうか?

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彼は今季57試合に出場して躍進したが、来季、どこまでいくのか。

もう一人、日本ハムから阪神に移籍した渡邉諒、2013年のドラ一で名護の春季キャンプでは白井一幸コーチからみっちりノックを受けているのを見たりしたが。彼もレギュラー未満で阪神に。代打で出場したが、

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印象が薄い。

同じ阪神の渡邉雄大は、左腕サイドの変則投手だったが、今季戦力外になった。

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ルーキーの渡辺翔太は九州産業大からドラフト3位で入団。いきなり51試合に投げた。

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この選手当たりが有望株ではある。

ワタナベは「渡辺」だけで日本の姓氏では6位前後に位置する大族だが、プロ野球では2000本打者も200勝投手もいない。
「ワタナベ」の最多安打は打点王にもなり藤村冨美男の後ろの5番を打った渡辺博之の872安打、続いて渡辺直人の855安打、渡辺進の677安打。
最多勝利は渡辺省三の134勝、続いて渡辺久信の125勝、そして渡辺秀武の118勝。

「ワタナベ」を代表する選手はこれから出てくると思いたいが、私ももう少し「ワタナベ」を意識するようにしよう。


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