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札幌五輪招致はなぜ“失敗”したのか…携わった市職員が語る課題と葛藤 約27億円かけた招致活動も広がらなかった市民の支持
招致活動は、2014年に始まった。例にもれず日本人は「バッハを喜ばせることができれば、うまくいく」と思って、一生懸命接待した。それ以外のIOCの幹部にも「御機嫌うかがい」をした。
要するに日本の五輪招致活動とは「IOCをよいしょする」ことだったのだ。
それさえうまくいけば、オリンピックはうまくいく。外国のお歴々を喜ばすことができれば、オリンピックを開くことができる。JOC、そして招致する都市の認識はそういうものだったのだ。
「オリンピックやるぞ」と言えば、日本人は大喜びしてくれる。「お・も・て・な・し」と言えば、日本人は「わーっ」とわがことのように騒いでくれる。
で、森喜朗以下の五輪族は、招致予算を使ってファーストクラスに乗って大名旅行をし、IOCのお偉方を接待してきたのだ。選手はエコノミー、役員はビジネス、ファーストと言う訳の分からない体制がずっと続いてきたのだ。
会場建設、インフラ整備の費用が当初から膨れ上がるのも「お・や・く・そ・く」だった。国民は馬鹿だから「オリンピック」といえば大喜びしてくれる。JOCはそう思っていたのだ。
潮目が変わったのは「コロナ」ではあったろう。コロナ禍によって2020年の開催が1年伸びた東京五輪は、パンデミック2年目を迎え毒性が強いデルタ株が猖獗を極めている東京で行われたのだ。国民の多くは「もう1年の延期」を望んだが、恐らくIOCが次期開催の予定が狂ってしまうことを恐れて「何としても今年やれ」と圧力をかけたのだろう。来日したバッハの傲慢な態度も、国民感情を逆なでした。バッハはウクライナ戦争が始まっても、ロシアを五輪からイジェクトすることに抵抗している。要するに「死の商人」のようなものだろう。
そして東京五輪を強行に推した安倍晋三が凶弾に斃れると、東京五輪の「汚職問題」が噴出した。恐らくは安倍に抑え込まれた司法、検察の反撃ではあったろうが、電通以下の利権の構造が明らかになると、国民は五輪に一斉に「NO」を突き付けた。
五輪汚職に関連して、竹田恆和がJOC会長を退き山下泰裕が会長になると、それまで唯一熱心に取り組んできた「IOC対策」さえおろそかになった。

東京五輪汚職、そしてそれに伴う日本国民の五輪に対する意識の変化を、IOCは冷静に観測していた。そして「東京以外の候補」を物色し始めたのだ。バッハは日本を袖にしたのだ。
暗愚な山下泰裕JOC会長は、潮目が変わったことを全く関知していなかった。2030年と34年の開催地が同時に決まることを知らず「2030年がダメなら34年」と言っていたのだ。
札幌市の担当者は今になって
「不安や懸念に対して、実はこうですっていう部分の説明というのが非常に大事になってきて、両方いっぺんに説明をしていくという中で、きちんとどこまで伝えきれたのか」
と言ったが、そういう問題ではない。
これまで一般市民だけでなく、選手さえもおざなりにして、利権者だけで「お手盛りの招致活動」をしてきたJOC、文教族の政治家、行政の「不誠実」「怠慢」「無責任」が、この結果を生んだのだ。
招致活動は、27億円かかったと言われている。これくらいで済んで良かったというべきではないか。
今の体制が変わらない限り、オリンピックは二度としないで良いと思う。札幌五輪がダメになって本当に良かった。
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要するに日本の五輪招致活動とは「IOCをよいしょする」ことだったのだ。
それさえうまくいけば、オリンピックはうまくいく。外国のお歴々を喜ばすことができれば、オリンピックを開くことができる。JOC、そして招致する都市の認識はそういうものだったのだ。
「オリンピックやるぞ」と言えば、日本人は大喜びしてくれる。「お・も・て・な・し」と言えば、日本人は「わーっ」とわがことのように騒いでくれる。
で、森喜朗以下の五輪族は、招致予算を使ってファーストクラスに乗って大名旅行をし、IOCのお偉方を接待してきたのだ。選手はエコノミー、役員はビジネス、ファーストと言う訳の分からない体制がずっと続いてきたのだ。
会場建設、インフラ整備の費用が当初から膨れ上がるのも「お・や・く・そ・く」だった。国民は馬鹿だから「オリンピック」といえば大喜びしてくれる。JOCはそう思っていたのだ。
潮目が変わったのは「コロナ」ではあったろう。コロナ禍によって2020年の開催が1年伸びた東京五輪は、パンデミック2年目を迎え毒性が強いデルタ株が猖獗を極めている東京で行われたのだ。国民の多くは「もう1年の延期」を望んだが、恐らくIOCが次期開催の予定が狂ってしまうことを恐れて「何としても今年やれ」と圧力をかけたのだろう。来日したバッハの傲慢な態度も、国民感情を逆なでした。バッハはウクライナ戦争が始まっても、ロシアを五輪からイジェクトすることに抵抗している。要するに「死の商人」のようなものだろう。
そして東京五輪を強行に推した安倍晋三が凶弾に斃れると、東京五輪の「汚職問題」が噴出した。恐らくは安倍に抑え込まれた司法、検察の反撃ではあったろうが、電通以下の利権の構造が明らかになると、国民は五輪に一斉に「NO」を突き付けた。
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札幌市の担当者は今になって
「不安や懸念に対して、実はこうですっていう部分の説明というのが非常に大事になってきて、両方いっぺんに説明をしていくという中で、きちんとどこまで伝えきれたのか」
と言ったが、そういう問題ではない。
これまで一般市民だけでなく、選手さえもおざなりにして、利権者だけで「お手盛りの招致活動」をしてきたJOC、文教族の政治家、行政の「不誠実」「怠慢」「無責任」が、この結果を生んだのだ。
招致活動は、27億円かかったと言われている。これくらいで済んで良かったというべきではないか。
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コメント
コメント一覧
札幌オリンピックがなくなり、本当にほっとしています。
それにしても、1972年の札幌オリンピックの時は小学5年生で新しいビルや地下街ができ、地下鉄も走るようになり、将来は明るく、日本はずーっと成長していくものだと、何の根拠もなく思っていたものです。あれから50年たつのですね。いやな国になってしまいました。なんとかしないとだめですね。