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「10年まであと4年足りないが…」MLB記者が大谷翔平の“殿堂入り”を確実視「不朽の名声を得る以外の結末は想像できない」
アメリカでも日本でも無理やり「話題作り」をすることはあるもので、私もいろんなメディアにその手の「可能性」について言及する記事を書くことがあるが、今年30歳になる7年目、大谷翔平の「殿堂入り」をうんぬんするのは早すぎる。

MLBの野球殿堂入りは
・MLBで10年以上プレーした選手のうち、引退後5年以上が経過した選手。
・全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で殿堂入り候補者とするか審査
・そのうえでBBWAAの投票で得票率75%をクリアすると殿堂入り
・得票率5%以下だとエントリーから削除
・投票10回以内に75%をクリアしないとエントリーから削除
・エントリーから削除されてもベテランズ委員会によって復活することもある

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となっている。大谷は少なくともあと3年プレーしないと資格が生まれない。

例えば、10年で引退したとして、大谷は殿堂入りできるか?という議論だが、今のペースで10年プレーするとすれば、大谷翔平の安打数は1135安打、本塁打は285本、勝利数は63勝だから、どれも中途半端だ。殿堂入りの根拠は「二刀流」「MVP(現時点で)2回受賞」などになるだろう。

しかし、Hall of Fameは、MLBに多年貢献した選手を顕彰するものだ。10年は短すぎるし、成績も投打個別に分ければ、未達ではある。

過去の事例をみても、短期的に「大記録」を達成しただけの選手は殿堂入りしていない。有名な例が、1956年、ワールドシリーズで完全試合を達成したドン・ラーセン、そして1961年、ベーブ・ルースのシーズン60本塁打を更新したロジャー・マリスだ。ともにヤンキースのこの2選手は、何度も殿堂入りに関する議論の対象となったが、ラーセンはMLB81勝、マリスは1325安打、275本塁打でともに殿堂入りしないままに世を去った。

同じ短期的な大記録でも「56試合連続安打」のジョー・ディマジオは2214安打、361本塁打を記録しているから文句なしで殿堂入りした。

大谷も少なくとも「2000本安打」は必要ではないか。そうなるとあと8年はフルでプレーする必要があるのではないか。


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