
今の殿堂入り投票でもWAR(Wins Above Replacement)は重要な指標になっているようだ。
Baseball Referenceでは、歴代選手のWARを出している。トータルのWARのランキングを1000位まで出しているが、そのランキングと殿堂入りについてみてみよう。WAR40位までとそれ以下の主要な選手、現役選手。WAR/YRは1年あたりのWAR。

1位はベーブ・ルース、2位はウォルター・ジョンソン、3位サイ・ヤングと投手が並び、4位はバリー・ボンズ。ボンズは薬物使用により殿堂入りしないまま。
5位はウィリー・メイズ、6位はタイ・カッブ。7位はヘンリー・アーロン。最近はハンク・アーロンとは言わない。8位のロジャー・クレメンスも薬物使用で殿堂入りせず。
9位はトリス・スピーカー、10位はホーナス・ワグナー。
WAR100位以内の選手102人のうち、87人が殿堂入りしている。100位のWARは70.1、103位から200位までの98人のうち57人が殿堂入り。200位のWARは59.4だ。
WARが60以上で投打のタイトルやMVPなどを獲得していれば、殿堂入りする可能性は高くなる。WAR60は、WAR/YRが6.0あれば10年、5.0なら12年で到達する計算だ。
MLB最多安打のピート・ローズが67位、イチローが193位とWARの数字が低い。セイバー系の指標では安打、打率より出塁率、そして本塁打だからそれほど高くないのだ。
ただ、賭博問題のローズは殿堂入りしていないが、イチローは資格1年目での殿堂入りが確実視されている。
現役選手ではマイク・トラウトが52位、すでにWARは85.2あり、殿堂入り確実だ。
バーランダー、カーショウ、シャーザーの3投手もかなり有望だ。
ムーキー・ベッツはWAR/Yがトラウトに匹敵する6.5、この選手もあと数年で圏内に入ってくるだろう。
大谷翔平は現在700位、WARは34.7なので少なくともあと5年は一線で活躍しないと60には達しないだろう。二刀流でありながらWAR/Yは5.8とトラウトよりも低い。故障した時期が結構あるからだが、同時に守備WARがマイナスなのも大きいのではないか。
例外的な殿堂入りは、ジャッキー・ロビンソン。WARは当選圏だが、セイバーが発明される前に1563安打で殿堂入りした。これは「黒人初のメジャーリーガー」として大成功したことが評価されたのだろう。
もう一人、サンディ・コーファックスは左ひじの故障を理由に30歳で引退。165勝だったが1972年に史上最年少の36歳で殿堂入り。これ、WARがある今の基準ならどうなるかわからないのではないか?

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!

https://amzn.to/47hJdhC
2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】


1位はベーブ・ルース、2位はウォルター・ジョンソン、3位サイ・ヤングと投手が並び、4位はバリー・ボンズ。ボンズは薬物使用により殿堂入りしないまま。
5位はウィリー・メイズ、6位はタイ・カッブ。7位はヘンリー・アーロン。最近はハンク・アーロンとは言わない。8位のロジャー・クレメンスも薬物使用で殿堂入りせず。
9位はトリス・スピーカー、10位はホーナス・ワグナー。
WAR100位以内の選手102人のうち、87人が殿堂入りしている。100位のWARは70.1、103位から200位までの98人のうち57人が殿堂入り。200位のWARは59.4だ。
WARが60以上で投打のタイトルやMVPなどを獲得していれば、殿堂入りする可能性は高くなる。WAR60は、WAR/YRが6.0あれば10年、5.0なら12年で到達する計算だ。
MLB最多安打のピート・ローズが67位、イチローが193位とWARの数字が低い。セイバー系の指標では安打、打率より出塁率、そして本塁打だからそれほど高くないのだ。
ただ、賭博問題のローズは殿堂入りしていないが、イチローは資格1年目での殿堂入りが確実視されている。
現役選手ではマイク・トラウトが52位、すでにWARは85.2あり、殿堂入り確実だ。
バーランダー、カーショウ、シャーザーの3投手もかなり有望だ。
ムーキー・ベッツはWAR/Yがトラウトに匹敵する6.5、この選手もあと数年で圏内に入ってくるだろう。
大谷翔平は現在700位、WARは34.7なので少なくともあと5年は一線で活躍しないと60には達しないだろう。二刀流でありながらWAR/Yは5.8とトラウトよりも低い。故障した時期が結構あるからだが、同時に守備WARがマイナスなのも大きいのではないか。
例外的な殿堂入りは、ジャッキー・ロビンソン。WARは当選圏だが、セイバーが発明される前に1563安打で殿堂入りした。これは「黒人初のメジャーリーガー」として大成功したことが評価されたのだろう。
もう一人、サンディ・コーファックスは左ひじの故障を理由に30歳で引退。165勝だったが1972年に史上最年少の36歳で殿堂入り。これ、WARがある今の基準ならどうなるかわからないのではないか?

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!

https://amzn.to/47hJdhC
2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】

コメント
コメント一覧
評価のレンジが狭いですね。