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12球団監督会議で、岡田彰布監督から、守備に出ていく際の、選手の審判へのあいさつをもっと簡略化していいのではという意見が出た。
岡田彰布のような古いタイプの監督は「審判みたいなもんに、そないに頭下げんでええやろが、おーん」みたいに思っているかもしれない。公式記録員に対しても、土のグランドの神宮や甲子園では、失策も多くなるんやからグラウンドに降りてこいや、とか、選手や監督と話をせえや、とか言っている。

審判や公式記録員に「あんなやつらに、そないに気を使わんでもええやん」という意味で言っているのなら、時代に逆行している。日本のプロ野球は審判員や公式記録員を「俺らより野球へたくそやったくせに」とか「野球やったことないくせに」と馬鹿にしてきた。それが子供やファンにも悪影響を与えてきた。
そうではなくて、野球、スポーツは審判がいないと始めることができないことを考えて、きちっとリスペクトすべきだと思う。

そういうニュアンスではなく「試合のスピードアップ」や「虚礼廃止」のためだというのなら、それは良いことだとは思う。

ただ「虚礼」という意味では、殊勲打を打った選手が次の攻守交替で守備位置に着くときに、観客席の声に応えて帽子を取ってあいさつするのは、やめた方がいいと思う。
観客席は、グラウンドとは一線を画した存在だ。彼らにできることは「試合を見る」ことだけで、グラウンドにいる選手には、一切影響を与えることはできない。
であるのに、応援団は、殊勲打を打った選手の名前を連呼する。中には、グローブなどの装着に手間取って守備位置まで来るのが遅れる選手がいるが、応援団は、その選手が来るまでしつこく選手名を連呼するのだ。あれって挨拶を強要しているみたいで、ものすごくみっともない。
あんなのこそ、やめるべきではないか。

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殊勲打を言った選手に、声援や拍手が自然発生的に起きるのはいいものだが、帽子を取って頭を下げるまで名前を呼び続けるのは、まさに贔屓の引き倒しだ。その時間があるなら、選手はキャッチボールやゴロの捕球をすべきだと思う。

ああいう虚礼こそ、さっさとやめてしまうべきだろう。


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