
高校野球だけではないが、私立高校や中学で起こる不祥事を見ていると、日本の私学の経営者の何割かは、およそ「民主的」ではないし「人権尊重」でもないとしみじみ思う。
報知
【高校野球】盛岡誠桜は処分実施なら日本高野連を提訴も 高野連は同校の憲章違反に2度目の厳重注意措置
盛岡誠桜は旧盛岡女子高。2013年に男女共学になり、2017年の野球部を創設。しかし2018年に1勝しただけで2021年までの夏の予選は1勝4敗だった。
しかし2022年に秋田工、久慈東などで甲子園に出たこともある石橋智を監督に招聘し、有力選手も集めるなどして2022年は3回戦で水沢に敗退、2023年は準々決勝まで進出、佐々木麟太郎擁する花巻東に1-8で敗れるところまできていた。
女子高時代は卓球やバレーボールで有名選手を輩出しているが、学校側は「男女共学になって男子生徒を集めるには、甲子園に出るのが手っ取り早い」と考えて、定年過ぎの「甲子園の名将」をスカウトしたのだろう。また、寮も完備していると言う。
新興私学、甲子園で校名を売りたい、「名将」スカウトは、昨今の不祥事を起こす高校の3点セットだ。
指導者は「何が何でも甲子園」と思うから、選手を選別してしごきまくる。また、学校側の有力な中学の硬式野球選手を強引にスカウトする。さらに生徒数を稼ぐために「その他の選手」もたくさん獲得する。
選手数が増え、競争が激しくなるとともに、部内のストレスが高まっていじめや暴力沙汰が起きるという図式だ。学校から指導者へのプレッシャーも大きいので、アップデートできていない古い指導者はパワハラ、体罰に走りがちになる。
高野連が「学生野球憲章違反」が疑われると認定したのは
・複数の3年生部員が引退後に飲酒・喫煙
・1年生部員に対する監督の暴言、
・副部長が授業中に生徒に暴言を浴びせた
の3件だ。典型的な「新興校」の不祥事パターンだと言えよう。
従来の高校であれは、学生野球協会、高野連からにらまれれば、恭順の意を示すのだが、この学校は日本高野連の「厳重注意措置」と「調査・報告を求める付随的指導」を突っぱねて、
・飲酒・喫煙は部員の退部届提出後である
・暴言は授業中の出来事
として報告義務はないと主張。高野連に対して「教育現場を顧みない高野連の傲慢な姿勢」と訴訟をする構えを見せていると言う。

従来の高校は「日本高野連のお達し」と聞けば、ははー、とはいつくばって押し頂いたものだ。それに逆らう高校学校が出てくるのはなかなか面白い見ものではあるが、こういう経営者をトップにいただく高校の生徒、教員は大変だろうと思う。
学校のトップ、理事長の久保文雄は創業家の出身であり、この学校を「久保一族」で牛耳ってきた。
学校内では「何でも思い通りになる」体制で70年以上やってきたのだろう。
私はいろんな学校の学校案内を作ってきたが、歴史が浅かったり規模が小さかったりする学校は、だいたい創業者一族が牛耳っていて、好き勝手に人事をしてきた。そんな中にも常識人はいるが、そうでない経営者もいるのだ。
そういう学校の中にはいつしか「ロシアか、北朝鮮か」みたいな体制になる学校もあるのだ。
この学校は長く女子高だっただけに、日本高野連との関係が薄く、高校野球界隈をよく知らなかったのだろう。
だから高野連に反旗を翻したわけだ。高校生や指導者の行動が事実であれば、弁解の余地はないはずだ。しかし学園の「首領様」は、自分の方がえらいと思っているから「訴えるぞ」と脅したわけだ。
日本高野連は、この問題を適当に丸め込むのではなく、おかしなことを言い出した学校に対して、厳しい処分をしてほしい。首領様に謝罪させてほしい。
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盛岡誠桜は旧盛岡女子高。2013年に男女共学になり、2017年の野球部を創設。しかし2018年に1勝しただけで2021年までの夏の予選は1勝4敗だった。
しかし2022年に秋田工、久慈東などで甲子園に出たこともある石橋智を監督に招聘し、有力選手も集めるなどして2022年は3回戦で水沢に敗退、2023年は準々決勝まで進出、佐々木麟太郎擁する花巻東に1-8で敗れるところまできていた。
女子高時代は卓球やバレーボールで有名選手を輩出しているが、学校側は「男女共学になって男子生徒を集めるには、甲子園に出るのが手っ取り早い」と考えて、定年過ぎの「甲子園の名将」をスカウトしたのだろう。また、寮も完備していると言う。
新興私学、甲子園で校名を売りたい、「名将」スカウトは、昨今の不祥事を起こす高校の3点セットだ。
指導者は「何が何でも甲子園」と思うから、選手を選別してしごきまくる。また、学校側の有力な中学の硬式野球選手を強引にスカウトする。さらに生徒数を稼ぐために「その他の選手」もたくさん獲得する。
選手数が増え、競争が激しくなるとともに、部内のストレスが高まっていじめや暴力沙汰が起きるという図式だ。学校から指導者へのプレッシャーも大きいので、アップデートできていない古い指導者はパワハラ、体罰に走りがちになる。
高野連が「学生野球憲章違反」が疑われると認定したのは
・複数の3年生部員が引退後に飲酒・喫煙
・1年生部員に対する監督の暴言、
・副部長が授業中に生徒に暴言を浴びせた
の3件だ。典型的な「新興校」の不祥事パターンだと言えよう。
従来の高校であれは、学生野球協会、高野連からにらまれれば、恭順の意を示すのだが、この学校は日本高野連の「厳重注意措置」と「調査・報告を求める付随的指導」を突っぱねて、
・飲酒・喫煙は部員の退部届提出後である
・暴言は授業中の出来事
として報告義務はないと主張。高野連に対して「教育現場を顧みない高野連の傲慢な姿勢」と訴訟をする構えを見せていると言う。

従来の高校は「日本高野連のお達し」と聞けば、ははー、とはいつくばって押し頂いたものだ。それに逆らう高校学校が出てくるのはなかなか面白い見ものではあるが、こういう経営者をトップにいただく高校の生徒、教員は大変だろうと思う。
学校のトップ、理事長の久保文雄は創業家の出身であり、この学校を「久保一族」で牛耳ってきた。
学校内では「何でも思い通りになる」体制で70年以上やってきたのだろう。
私はいろんな学校の学校案内を作ってきたが、歴史が浅かったり規模が小さかったりする学校は、だいたい創業者一族が牛耳っていて、好き勝手に人事をしてきた。そんな中にも常識人はいるが、そうでない経営者もいるのだ。
そういう学校の中にはいつしか「ロシアか、北朝鮮か」みたいな体制になる学校もあるのだ。
この学校は長く女子高だっただけに、日本高野連との関係が薄く、高校野球界隈をよく知らなかったのだろう。
だから高野連に反旗を翻したわけだ。高校生や指導者の行動が事実であれば、弁解の余地はないはずだ。しかし学園の「首領様」は、自分の方がえらいと思っているから「訴えるぞ」と脅したわけだ。
日本高野連は、この問題を適当に丸め込むのではなく、おかしなことを言い出した学校に対して、厳しい処分をしてほしい。首領様に謝罪させてほしい。
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