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昨日の連邦検事の記者会見とともに公表された90ページにわたる報告書によれば、水原は大谷の口座にアクセスできるようにするなど、2018年にコンビを組んだ時から背信行為の準備を始めていた。
そして2021年にスポーツ賭博に手を染めてからは、1日25回もの賭け行為を毎日行ってきた。トータルで19000回という驚異的な賭けの回数だ。
この間、水原は、大谷翔平に24時間近い形で密着し「兄弟」「一心同体」と言ってもよいような存在だった。水原は大谷の通訳をし、様々なサポートをしながらも、スマホでベッティングをしていたのだ。
大谷も、水原がスマホを肌身離さず持って、何やら送信していることは知っていただろうが、毎日それを見ていると、それが水原の日常のように感じられて違和感を持つことはなかっただろう。
しかし彼はそのスマホで、大谷が野球で稼いだ資産を「溶かして」いたのだ。

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また水原はビットコインにも手を出して、損失を出していたという。さらに、ベースボールカードを大量に購入して、転売しようとしていた。大谷翔平にうまいことを言って、サインをさせるなども考えていたのではないか。

こうした行状の挙句に、賭けの胴元から支払いを催促されるようになり、最後は脅されるようになる。「大谷に言いつけるぞ」ともいわれた。

その挙句に、今年の3月20日になって賭けの胴元が摘発されたことに連座して、水原の背信行為が明るみに出てドジャースを解雇されたわけだ。水原自身「これで大谷を裏切る日々が終わる」と、ほっとしていた部分もあるのではないか。

大谷翔平はこの話を聞いて、最初はもちろんショックだっただろうが、捜査当局から詳細に話を聞くうちに、あまりにも大きく、深い「裏切り行為」に、水原への親近感や感謝の念は一気に吹っ飛んだだろう。そしておそらくは、半ばマインドコントロールされていた自身の姿に気が付いたのだろう。

記者会見でのきっぱりしたメッセージは、彼がこの時点で、事件について冷静に把握し、克服したことを意味している。

大谷は4月2日、3日に当局の事情聴取を受けたが、それは当局が、大谷に話を聞くとともに、大谷にここまでの水原の犯行について詳細に説明する機会でもあっただろう。
大谷は、事情聴取を受けた4月3日に今季初本塁打を打ったが、それは文字通り「吹っ切れた」ことを意味しているのではないか。

大谷のキャリアにとって大きな出来事だが、今日からこの話は「過去」になっていくのだろう。


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