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水原一平が当初「大谷が自分の窮状を理解して、金を出してくれた」とESPNに話し、その直後に撤回した騒ぎの背景には、3月20日の試合後にあった大谷と水原のやり取りがあったのだ。
韓国での開幕第一戦のあと、水原はロッカールームでドジャースナインに
「自分はギャンブル依存症だ」と語り、自分の記事が翌日ESPNに掲載されることを打ち明けた。
大谷は、英語で話した水原の言葉が十分に理解できず、その夜宿泊するホテルの地下会議室に水原を呼んで、話を聞いた。水原夫人も同席した。
水原は大谷の預金を引き出して胴元に支払ったことを白状したうえで、大谷に
「俺を救うために(大谷が)金を出したことにしてくれないか」
と、頼み込んだ。
しかし、大谷はこれを拒絶、代理人のネズ・バレロを呼んで、今後の対応を決めた。
そして翌朝には、ドジャースは水原の解雇を発表した。

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ESPNの第一報が
「大谷が賭博で負けた金を支払ってくれた」だったのは、これが大谷との「地下会議室での会話」の前の取材に基づくものだったからだ。

その後すぐに水原の発言を否定する報がESPNから発表されたのは、大谷との話の後、事態が急転したからだ。

ESPNの取材依頼に対して水原を引き合わせたのは、ドジャースの危機管理広報担当だったが、彼は雇用されたばかりでまったく事情が分かっていなかった。

しかし大谷翔平は水原の窮地について、3月20日まで全く承知していなかった。これは確かに驚きだが、事態を知ってからの大谷は全くぶれなかったということだ。

昨日の米メディアのほうによって明らかになった「地下会議室のやり取り」によって、水原一平事件、最後のパーツが埋まったといってよいだろう。

事件は大谷翔平にとって完全な過去になった。



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