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神戸新聞
元オリックス選手がひったくり疑い ドラフト2位で入団の37歳、尼崎出身 73歳女性のバッグ盗み逮捕 西宮
私はこの選手は記憶にない。伊原正樹は、大柄な左腕投手で、関西国際大学からドラフト2位でオリックスに入団している。
ポテンシャルは高かったのだろうが、明らかな制球難で一軍では3シーズン、12試合に投げただけ。0勝6敗、ERA6.65で2014年限りで戦力外になっている。

この年27歳だったが、トライアウトを受ける前に打撃投手を打診される。しかしこれも1年限りで辞めてプロ野球とは関係がなくなった。

それから10年、37歳になった会社員の井原は、3月21日、西宮市内の路上でトートバッグをひったくった。その模様が防犯カメラに映っていて、5月7日になって窃盗の容疑で逮捕された。

ネット上では「昔、プロ野球選手だったからと言って、わざわざ言わなくていいじゃん」
「今は、一般市民なんだから、プロ野球選手だったのは関係ないだろ」

みたいな声が上がっている。私はそうは思わない。

「プロ野球選手」という職業は、社会的なステイタスがある仕事だ。身分があると言っても良い。プロ野球選手には、誰もがなれるわけではない。小さいころから野球をしていて、厳しい競争にも勝ち抜いて、初めて勝ち取れる仕事だ。
サラリーマンや公務員などとは難易度が違うし、得られる報酬もけた違いだ。そしてプロ野球選手が世間に与える影響力も段違いだ。

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プロ野球選手になること、かつてプロ野球選手だったことは、その人間にとって「一生ついて回る」重要な経歴だ。それによって、いろいろな恩恵をこうむることもあるが、同時に「元プロ野球選手」だったことは、自動的に「大きな責任」を負うことも理解すべきだ。

伊原正樹は、野球以外のことをあまり学んでこなかったために、セカンドキャリアで苦労していたのかもしれない。妻子持ちだと報じられているが、家庭環境も厳しかったのかもしれない。
しかし「元プロ野球選手」だったプライドで、そうした環境を自分で改善すべきだったのだと思う。

こういうバカな人間をこれ以上生まないためにも、プロ野球球団は「プロ野球選手とは何か?」自覚を促す教育をすべきだと思う。


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