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横綱照ノ富士、大関貴景勝、カド番大関霧島が休場して、大相撲5月場所はまた「フラットなリーグ戦」のようになっている。
これ、今に始まったことではない。白鵬が引退したあたりから、毎場所のように「強いお相撲さん」が入れ替わっている。

なぜこんなに大関、横綱が弱くなったのか?逆に言えば、三役、平幕が強くなったのか?

これ、関係者はみんな「なぜなのか?」は知っているのだ。知っていて、絶対に口には出せないのだが。
ある新聞記者と話していて、彼がぽろっと言ったのだが
「八百長が一掃されてから、相撲が変わっちゃいましたね」
ということなのだ。

よく知られているように、貴乃花は「ガチンコ相撲」であって、八百長を拒否してどんな力士にでも真剣勝負を挑んでいた。

しかしそれ以前の横綱、大関、さらにはそれ以降でも、上位力士の中には「地位を保持するために」、星の貸し借りなど八百長を「ある程度」していたのだ。これは「公然の秘密」だった。

2011年に幕内力士がメールで八百長の相談をしていたことが発覚し、大問題になったが、当時、力士の間で流行していた「野球賭博」とも相まって、大問題になった。このとき、問題をスクープしたライターは私の古い知り合いだったが、とにかくこの時期まで酷かったのだ。

その直後の2012年の九州場所。

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しかし、これ以降、そういう風潮を改めようと言う機運が高まった。

今の元横綱北勝海の八角理事長は「八百長排斥」の急先鋒であって、力士間の「星のやりとり」を徹底的に取り締まった。

その結果として、少し前は強かったけども、加齢とコンディション悪化によって弱くなった上位力士が、なかなか勝てない時代になったのだ。

そういう意味では、今の「幕内フラット化」は、大相撲浄化の結果だと言えるのだが、横綱、大関が地位に見合った成績を残すことができない時代になってしまった。

私はずっと言っているが、大相撲は超肥満体など、不健康な体つきの力士を排除して、アスリートタイプだけの競技にしないといけないと思う。
そうなれば、健全な肉体の屈強な力士が、正当に上位にいるような、すっきりした番付になると思う。

何せ今の一人横綱は、相手力士だけではなく「糖尿病」とも戦っているのだ。
これ、全面的に改めないとダメでしょう。


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