
Number Webで曹宇鉉という人が、今年の異様な投高打低について書いている。
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私はここ数年、年に70~100試合ほどプロ野球の試合を見てスコアをつけているが、今年はロースコアの延長戦が非常に多いとは思っていた。
両リーグの2018年以降の打撃成績の推移を見るとこうなっている。

両リーグともに、打率、出塁率、長打率、OPSなどの打撃指標がずっと低落しているが、特に今年の落ち込みがひどい。
特に本塁打は1試合当たり0・7本くらいはあったのが、今季はセが0.515、パは0.46本と大幅に減っている。確かに、今年はホームランを見る機会が減ったなと思う。


2018年と2024年の各指標で減少していないのはSH/G(1試合当たりの犠打数)くらいだ。
これはかなり衝撃的ではある。ただ曹宇鉉さんは、ロースコアの試合が多くなって「試合が面白くなくなった」と言っているが、私の印象は真逆だ。とにかく接戦が多いので、最後まで目を離せない試合が多い。引き締まった投手戦が多くなったと思うが。
子細に見ると、安打よりもホームランの減少の方が著しい。長打が出なくなっているのだ。
これはなぜなのか、よくわからない。
ボールが変わったと言うのは、普通考えられない。NPBの公式球を作っているミズノが、勝手にボールを改変するなどと言うことは考えられない。またバットなども品質が変わったわけではないだろう。
そうなると「投打の力関係が変わった」と見るべきではないかと思う。このあたり、もう少し調べてみようと思うが。
重要なポイントとして、今の「投高打低」の兆候が、両リーグ2021年を契機としてはっきりしてきていると言うことだ。
コロナ禍でもNPBは試合興行を続けてきたが、2021年は観客数を制限して試合をしていた時期になる。この時期に何かがあったのか?
結論を出すのは早計だが、私なりに数字を追いかけたいと思っている。
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特に本塁打は1試合当たり0・7本くらいはあったのが、今季はセが0.515、パは0.46本と大幅に減っている。確かに、今年はホームランを見る機会が減ったなと思う。


2018年と2024年の各指標で減少していないのはSH/G(1試合当たりの犠打数)くらいだ。
これはかなり衝撃的ではある。ただ曹宇鉉さんは、ロースコアの試合が多くなって「試合が面白くなくなった」と言っているが、私の印象は真逆だ。とにかく接戦が多いので、最後まで目を離せない試合が多い。引き締まった投手戦が多くなったと思うが。
子細に見ると、安打よりもホームランの減少の方が著しい。長打が出なくなっているのだ。
これはなぜなのか、よくわからない。
ボールが変わったと言うのは、普通考えられない。NPBの公式球を作っているミズノが、勝手にボールを改変するなどと言うことは考えられない。またバットなども品質が変わったわけではないだろう。
そうなると「投打の力関係が変わった」と見るべきではないかと思う。このあたり、もう少し調べてみようと思うが。
重要なポイントとして、今の「投高打低」の兆候が、両リーグ2021年を契機としてはっきりしてきていると言うことだ。
コロナ禍でもNPBは試合興行を続けてきたが、2021年は観客数を制限して試合をしていた時期になる。この時期に何かがあったのか?
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コメント
コメント一覧
MLBの年俸の高騰に比して円安も加わったNPBの経済財的停滞が、優良な外国人打者の獲得を阻害してると思います。
それはありますね。
一方で、今年の観客数はとりわけ盛況で、西武以外は平日でも満員に近い状況。ロースコアの試合は、試合時間短縮や投手陣の負担減少の効果もありますが、得点を増やしたいのなら、メジャーリーグのように、ベースの大型化で塁間を縮めたり、投球間隔の制限を強化して、打者が打ちやすくするのが、最も手っ取り早そうです。
というのも上の表でも三振も減少傾向にあるように見えるからです。
それで数字が上がらないのであれば、いっそのこと重いバットを振り回してバットの重さに頼ってはどうかと素人は思ってしまうのですが、それだと扇風機の誕生にしかならないのでしょうかね。
またこの2,3年で使用するバットの素材が変わってきたりとか、そんな情報は無いですかね…。どんなものでしょう。
ボールの反発係数については間違いなくチェックはしているでしょうが、空気抵抗が変わっている可能性はあるというネット記事を見ました。そうであるとは断言できませんが、考慮に値する仮説ではあると思います。
確かにあり得る話ですね。
ボールの空気抵抗が増えて飛ばなくなっているならば縫い目が高くなっている?、逆に縫い目が低くなっているならば微妙に投球速度や回転数が上がって?その分打者が打ち損じている、といったことが考えられそうですが、縫い目の変化ならば投手だけではなく野手の側からも、ボール変わっていないかどうかの声が挙がっていそうな気もします。
広尾さん
お手数をお掛けしますが引き続きの深掘り考察をお願いしたいと思います。