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6月21日に行われた西武ホールディングスの株主総会では、チーム状態の深刻さを感じさせる質問が相次いだ。
質疑応答の大半がライオンズ関連だったという

「西武ライオンズについては強いチームという印象がありました。監督などはライオンズのOBでなくても、勝てる監督を選んでほしいと思います。勝てることにこだわってください」
「外部からの血が入っていない。それが緩さの1つではないかと思います(中略)やっぱり勝つことが最大のファンサービスであり、集客につながる」
「毎年のように(FAで)選手を取られている。もうちょっと出て行きそうな選手の3分の2くらい引き留められませんか。それができればもうちょっとチーム状況も改善していくと思う」


昨年優勝の阪神と違って、深刻な不振が続くライオンズだけに、質問も手厳しい。
西武ライオンズは12球団で最も取材がしやすい球団であり、スタッフは本当に優秀だとは思うが、編成部門はOB主体になっていて、問題があるのではないか。
また、経営も「FAで去る者は追わず」なのはいいが、何に投資をするのかが明確ではない。
今の西武の不振の一端は「経営陣の責任」と思われるので、この指摘は間違っていないだろう。

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さらに山川穂高の移籍に関して

「タンパリングが疑われる事例というのが確認されています。追及して、NPB(日本野球機構)の方にこれを訴えるということをしないのか? しないままだったら非常に情けない」

この問題に関する西武側の対応には、かなり問題があったと思われる。山川の移籍そのものに問題があったというよりは「移籍をめぐるステップに不明朗な部分があった」ということだ。説明責任があると思う。

しかし、阪急阪神ホールディングスの株主と同様、あまりレベルの高くない株主もいるようで

「どうしてもこの人の名前がない、おかしいなと思ったのが清原和博、松坂大輔。この2名がいなかったというのは非常に残念。コンプライアンスを大事にしている企業だということはわかって言っている。コンプライアンスに引っ掛かるというところで彼(清原氏)を呼べなかったのはわかるが、執行猶予も済んでいて、いい加減に彼を許せよ」。

指導者としての経験が全くない清原、松坂を「OB」というだけで、球団に呼び戻せというあほな株主もいるのだ。阪神ファンと大差ないレベルだ。清原は息子二人の活躍もあって、今は「まとも」にふるまっているが、彼を今のひどい西武に招へいする理由などない。そもそも西武ライオンズが清原を「許す」もくそもないだろう。彼はFAで出て行った選手だ。

西武は外資系ファンドに乗っ取られかけた。その時には「球団を売却せよ」と迫られたが、それを拒否した。そこまでして守った球団がこの惨状になっていることを、経営陣は深刻に受け止めるべきだ。
「売るか?立て直すか?」二択の選択を迫る株主がいても良いと思う。




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