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昨日、東京ドームで行われた「伝統の一戦~レジェンズOB対決~ 巨人3-2阪神」に、江夏豊が現れたが、車いす姿でしかも酸素吸入器を装着していた。
76歳、これも昨日、NHKの朝の番組で無茶苦茶な料理を披露して爆笑を得た和田レミよりも1歳若い。
後期高齢者になったばかりであり、まだ社会の一線で活躍する人もいる世代だ。

解説者としても最近聞かなくなったが、何か深刻な病気になっているのか?

江夏豊は、引退後、球界には残らず、解説者として活躍していたが、45歳の93年に覚醒剤取締法違反(所持・使用)の現行犯で逮捕された。覚醒剤合計52.117gおよび覚醒剤水溶液約0.5mlを所持していた。
所持していた覚せい剤が非常に大量で、しかも内縁関係にあった女性にも覚せい剤を注射していたことから、初犯であるにもかかわらず、懲役2年4ヶ月の実刑判決が下り服役。

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1995年に仮釈放処分となると、ほどなく解説者の仕事に戻り、それ以降、およそ30年、この生活を続けている。

彼は社会に対して一切の弁解も謝罪もしていないが、そのかわりにメディアで目立つような活動も全くしていない。ひたすら「解説者」をたつきの道と弁え、それだけを続けてきた。
何度も言うが、世間に甘え、同情を買おうとする清原和博に比べて、潔い態度ではないかと思う。

ただ、プライベートは非常に横暴で、彼のコメントを貰おうとする編集者たちは、ずいぶん泣かされたと言っていた。
江夏豊は、汚い部分、おかしな部分も含め、江夏豊として生きてきたのだと言うことだ。

彼の人生は、あとわずかになっているのだろうが、今の境遇は自業自得で、彼自身も納得しているのではないか。

プロ野球を引退してからのセカンドキャリアは本当に難しい。実力だけの世界、そして一般とはかけ離れた贅沢ができる世界だけに、人生を狂わせることも多いのだ。

「大投手の時代」の最後を飾る異能の投手だったが、私は「選手江夏豊」だけを評価して、それ以外の部分は「なかったこと」にしたいと思う。


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