
高校野球の金属バット改定の効果はてきめんだった。
2015年以降の春夏の甲子園の本塁打数の推移

1試合当たり0.6本前後だったのが、1本を超えたのが2017年、以後、0.4~0.8本で推移していたのが、金属バットが改定された2024年の春以降は、0.127まで下がっている。
「飛びすぎる」「守備側に打球でケガをするリスクがある」「木製バットとの使用感が大きく異なる」などの問題があったとされる旧来の金属バットを改定し、素材の肉厚を厚くし、トランポリン効果を軽減するとともに、径を小さくし、芯に当てて振りぬかないと飛ばなくなった。
これによって本塁打が激減しただけでなく、安打、長打も減った。投手は長打を恐れることなく、思い切ってストライクを投げ込むことができるようになった。また野手は打球速度が落ちたので思い切っ手突っ込むことができるようになった。
しかし打者は、長打が期待できないので、バントでつないだり、走者を送る打撃をするなど「スモールベースボール化」が目立つようになった。

これは、望ましい変化ではないだろう。高校球児はバットに合わせて「小型化」するのではなく、細くて飛びにくいバットに適応して、そのバットで長打、本塁打を狙えるパワーと技術を身に着けるべきだろう。
そもそも新しいバットは「飛ばないようにした」のではなく「木製バットの使用感」に近づけたのだ。大学、プロ、社会人などでバットの使用感が異なってギャップを感じることがないように、調整されたバットのはずだ。

高校野球は今から「箱庭野球」に先祖返りするのではないだろう。高校生は細くて飛ばないバットでも、しっかり振りぬいて結果を出してほしい。

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これは、望ましい変化ではないだろう。高校球児はバットに合わせて「小型化」するのではなく、細くて飛びにくいバットに適応して、そのバットで長打、本塁打を狙えるパワーと技術を身に着けるべきだろう。
そもそも新しいバットは「飛ばないようにした」のではなく「木製バットの使用感」に近づけたのだ。大学、プロ、社会人などでバットの使用感が異なってギャップを感じることがないように、調整されたバットのはずだ。

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