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デイリー新潮
「東京中日スポーツ」事実上の“廃刊”か 「紙媒体をやめるということは“トーチュウ”ブランドが消えることに…」
今や「スポーツ新聞社」という業態は、実体がない幽霊のようになっている。
サンケイスポーツは、サンケイスポーツ新聞社が発行していたが、この新聞社は今はなく、産業経済新聞社が発行している。

トウチュウとして親しまれた東京中日スポーツも中日新聞東京本社が発行してきたが、これも年内で廃刊になると言う。
今年の発行部数はわずか6万部。これでは広告もつかないし、存続は難しいだろう。

スポーツ新聞は、月ぎめ宅配ではなく駅売りが基本だった。しかし「新聞を読む」という習慣が人々の間から消えたことで、急速に衰退した。
ネット社会になって、ネットメディアがスポーツ紙とそん色ない情報発信をし始めたことで、スポーツ紙は急速に色あせた感がある。

ただ、ネットメディアと異なり、公営ギャンブルの記事を多く手がけたことから、コロナ禍の間は任期が出て多少持ち直したとのことだ。

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そもそも一般紙そのものがもはや苦しくなっている中で、スポーツ紙の存在意義はほとんどなくなったといえる。

何度も書いてきたが、スポーツ新聞は全国紙、ブロック紙(神戸新聞、東京新聞、西日本新聞、北海道新聞)の子会社が発行してきた。しかし、もうそろそろ限界が近づいてきている。西日本スポーツ、道新スポーツ、トウチュウが紙での発行をストップした。

全国紙が手掛けるサンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、報知新聞は、親会社が大きいのでまだ存続できるだろうが、そろそろ神戸新聞が発行しているデイリースポーツも厳しくなっているようだ。

プロ野球各球団の広報は、スポーツ紙と大変親しい。スポーツ紙上がりの広報もたくさんいるが、もはや衰退しつつあるメディアを優遇し続ける意味はほとんどなくなっているだろう。
球団となれ合い状態のスポーツ紙は、提灯記事しか書けなくなり、読み物としての魅力もどんどん薄れてしまっている。

プロ野球は、市場の原理で退場を余儀なくされるスポーツ紙に肩入れするのは、もうやめたらどうかと思う。

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