
三塁手というのは、内野手の中では難易度は高くないとされている。二塁をめぐって様々なフォーメーションを組むことになる二塁手、遊撃手に比べれば、打球の方向は一様で、細かなフォーメーションもない。
だから三塁には、二塁手、遊撃手のような俊敏な動きができない大型選手が起用されることが多い。
それでいて強い打球が飛んで派手な動きがしばしばみられることから、スター選手のポジションとされた。その始まりは言うまでもなく長嶋茂雄だが、以後も「スター三塁手」が現れた。チームに望ましいのは三塁には「中軸打者」をすえることなのだ。
ここ10年の阪神の三塁手についてみていこう。
2015年~17年

阪神は新井貴浩が2012年に一塁にコンバートされて以降、三塁手が固定できなくなった。
今成、弟の新井良太などが就いたが、打撃が伴わなかった。
2016年には北條が守るも打撃が今一つ。そこで2017年は遊撃手として守備範囲が狭まりつつあった鳥谷がコンバートされる。遊撃手から三塁手のコンバートは、鳥谷以前にも宮本愼也、そして最近の坂本勇人など成功例が多い。

2018年~21年

鳥谷が衰え、大山が三塁に起用される。中軸を打つ強打者であり、すわりの良い三塁手だったといえよう。ただ、守備としては「並み」ではあった。
阪神の三塁手は大山で安泰ではないか、と思われたのだが。
2022年~24年

2022年大山は一塁にコンバートされる。そしてこのシーズン途中からもともと外野を守っていた佐藤を三塁で起用する。

2023年、岡田監督は「主力選手のポジションを固定する」方針であり、佐藤を三塁に、大山は一塁に固定した。
佐藤の守備は特筆すべきものではなかったが、何とか通用するレベルではあった。

今季、佐藤輝明は打撃でも守備でも調子の波が大きかった。本当であれば外野か一塁に、というところだろうが、一塁には大山がいる。そして外野では近本が不動、さらに前川、森下とした面で起用したい若手が台頭したために、動かしがたい感じになっているのだろう。
大山と佐藤のポジションを交換すべきではないかと思うが、すでに2シーズン近くも慣れ親しんだポジションなので難しいのだろう。
佐藤輝明はDHがあれば、一番良いのではないかと思うが。
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ここ10年の阪神の三塁手についてみていこう。
2015年~17年

阪神は新井貴浩が2012年に一塁にコンバートされて以降、三塁手が固定できなくなった。
今成、弟の新井良太などが就いたが、打撃が伴わなかった。
2016年には北條が守るも打撃が今一つ。そこで2017年は遊撃手として守備範囲が狭まりつつあった鳥谷がコンバートされる。遊撃手から三塁手のコンバートは、鳥谷以前にも宮本愼也、そして最近の坂本勇人など成功例が多い。

2018年~21年

鳥谷が衰え、大山が三塁に起用される。中軸を打つ強打者であり、すわりの良い三塁手だったといえよう。ただ、守備としては「並み」ではあった。
阪神の三塁手は大山で安泰ではないか、と思われたのだが。
2022年~24年

2022年大山は一塁にコンバートされる。そしてこのシーズン途中からもともと外野を守っていた佐藤を三塁で起用する。

2023年、岡田監督は「主力選手のポジションを固定する」方針であり、佐藤を三塁に、大山は一塁に固定した。
佐藤の守備は特筆すべきものではなかったが、何とか通用するレベルではあった。

今季、佐藤輝明は打撃でも守備でも調子の波が大きかった。本当であれば外野か一塁に、というところだろうが、一塁には大山がいる。そして外野では近本が不動、さらに前川、森下とした面で起用したい若手が台頭したために、動かしがたい感じになっているのだろう。
大山と佐藤のポジションを交換すべきではないかと思うが、すでに2シーズン近くも慣れ親しんだポジションなので難しいのだろう。
佐藤輝明はDHがあれば、一番良いのではないかと思うが。
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コメント
コメント一覧
にもかかわらずスローイングが悪いのは「身体の使い方がサードにあってない」からかと思います。
同じく糸原のセカンド守備も同じです。
糸原は三塁守備の方が成績がいいのでは?と思います。
村上宗孝なども身体の使い方があってないのかベース際が苦手なように思います。なのでいつもベースを詰めて半身に構えています。
おっしゃるように佐藤輝明を外野に戻すのはいま難しいです。
大山はFAの可能性もありますが、かといって佐藤輝明に一塁守備がつとまるとは思えません。
・掛布以後、掛布よりうまいサードはいない。
・掛布以後、阪神で一番うまいサードは八木裕。
・大山はRF(簡易)の数値が2.25で八木に次ぐ2位
でありますが、ご存知の通りRFには失策が加味されません。