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ヤクルト球団 青木宣親選手の引退試合について
10月2日(水)広島戦(18時試合開始、神宮球場)において、今シーズンをもって現役引退を発表した青木宣親選手の引退試合を実施いたします。
これまでの例で言えば、青木は「1番中堅」でスタメンで出場し、1回表の広島の攻撃で守って、裏の先頭打席で打撃を見せて、安打であれ、凡退であれ、ここでお役御免。花束を渡されて、涙に暮れてお別れをするのだろう。

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私はこの手の試合について、ずっと問題視してきた。
こうした状況では、相手投手は公式戦であれ、引退する打者に安打を打ってもらうために、棒球を投げ込んだりする。それを打ち返して拍手となるのだが、これは「公式戦における敗退行為」ではないのか?
選手は公式戦では、どんなチーム状況であれ、試合展開であれ「自軍の勝利のために真剣にプレーする」責務を負っている。引退する選手だからと「手心を加える」ことは許されない。

だから、相手打者に対して真剣勝負を挑まなければいけないのだが、そもそも「引退する選手」は、戦力ではないとみなされている。
真剣勝負の公式戦に「戦力外」の選手を起用するのもそもそもおかしいのであって、いらざる疑念を招くと言う点で、誠に気持ちが悪い。

今の野球ファンは、ずいぶん頭のねじが緩くなって、こういう「お涙頂戴」のシーンで、安い涙をぼろぼろ流すのだが、金を払ってそういうのが見たかったのか、と思う。

「解決策」はある。こういう気持ちの悪いことをしなくてもいいのだ。試合開始前に、引退選手が打席に立って、相手チームの投手と「1打席限りの勝負」をすればいいのだ。そしてその勝負は「公式戦」には含まれないとすればそれでいいのだ。ライバルだった投手がマウンドに上がってもいいし、引退する選手が投手を指名してもいい。

プロ野球の歴史は「公式記録の歴史」だ。頭のねじが緩いファンにはわからないだろうが、そこに真剣みの乏しい記録を混入させないために、最低限の努力をしてほしいと思う。




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