
セ・パ両リーグは、20世紀の内は、人気、観客動員で大きな格差があった。球団発表のレベルではあるが、1985年セ・リーグの観客動員は1141.3万人、パは472.7万人とダブルスコア以上の差があった。
しかし巨人1強セ優勢パ劣弱という図式は、巨人戦の視聴率の低下とともに徐々に解消された。
2005年、球界再編以後、観客動員が球団発表ではなく、実数発表になったが、この時期にはパの観客動員はセの3/4程度にはなっていた。
2005年以降のセ・パ両リーグの平均観客数の推移

2005年当初、セの観客動員は2.66万人、パは2.02万人。平均観客数で、パはセの3/4程度だった。
そこから両リーグともにじわじわと動員数は増加に転じたが、パの観客動員はセの75~80%程度にとどまっていた。
2020年の新型コロナ禍で、大きく落ち込んでから、回復基調に転じた。

パ・リーグの観客動員がセよりも常に少ないのは、今は両リーグの人気の格差というよりも、本拠地球場の「大きさ」に起因する部分が大きい。
セは阪神の甲子園球場、巨人の東京ドーム、中日のバンテリンドームとキャパが3.5万人を超す本拠地球場があるのに対し、パはソフトバンクのPAYPAYドームの3.8万人が最大。京セラドームが3.6万人だが、他は3万人程度。
最近のNPB球団は、動員数よりも「客単価」を上げることを目指している。そのほうが収益性が高いからだ。
そういう意味では、セ・パのこの差が簡単に縮まるとは思えない。ただこれまでの最多動員だった2019年と今年を比較すると、パの平均動員数がすでに2019年を抜いて史上最多になっているのに、セは2019年より下になっている。
この背景には、甲子園と東京ドームが2019年からキャパを若干小さくしたことがあるが、巨人、広島などの観客動員が伸び悩んでいるのも大きい。
広島の場合、今夏の猛暑が影響した可能性がある。セのペナントレースは終盤まで大変に面白かったのだが、その割に伸びが鈍いのは気がかりなところではある。

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2005年当初、セの観客動員は2.66万人、パは2.02万人。平均観客数で、パはセの3/4程度だった。
そこから両リーグともにじわじわと動員数は増加に転じたが、パの観客動員はセの75~80%程度にとどまっていた。
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