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ロサンゼルス・ドジャースは、2024年、主催81試合で3,941,251人、1試合平均48,657人を集めた。昨年は3,837,079人、1試合平均47,371人だったから2.7%の増加だ。ドジャースはMLBで一番集客力のある球団だ。2.7%が「大谷翔平の力」なのかどうかはよくわからない。
しかし、ロードゲームでの大谷翔平が出場した試合の集客数を調べてみると、大谷効果は相当大きいと思わざるを得ない。

大谷が出場したロードゲームの球団別の集客数、平均動員数を、その球団のトータルの平均動員数と比較した。

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中々すごい結果だ。大谷はホームゲームは81試合すべて出場、ロードゲームは3試合欠場している。

ロードで対戦したのは22チーム。MLBは昨年からインターリーグを拡張し、すべての球団は両リーグの全球団と対戦するようになっているが、ドジャースの場合、ホームゲームだけで対戦したチームが7つあり、ロードはでは22チームと対戦した。

大谷が出場した試合の平均動員数が、そのチームの動員数を上回っているのは22チーム中20、それもほとんどのチームで、平均を大きく上回っている。ドジャースそのものも人気があったのは間違いないが、“大谷効果”はあったと言うべきではないか。

とりわけ今季限りで本拠地を移転するオークランド・アスレチックスは1試合平均で1.1万人しか入っていなかった。このチームのチケットは1枚1000円くらいで投げ売りされているが、大谷が出場した試合では2.7万人と2倍以上入っている。今年、大谷を観るならこの球場ではあったが、相当なアップだ。

150%を超えているのは、今年、20世紀以降の最多敗を喫したシカゴ・ホワイトソックス、そしてシンシナティ・レッズだ。

マイナスになったのは2チーム。ミネソタ・ツインズとは4月8日から3試合、ナイトゲームが組まれたがこの日は非常に寒かったこともあり3試合とも1万人台だった。シーズン初めであり、大谷人気もまだ盛り上がっていなかった。

同じ西地区のライバルのパドレスの観客動員がやや伸び悩んだのは、3月20日、今季の開幕戦が韓国の高尺スカイドームと言う1.5万人しか入らない球場で行われたからだ。超満員の15,952人が入ったが、本来の本拠地、ペトコパークなら4万人以上入ったはずなので、そのへこみが平均動員数に出ている。

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MLBがインターリーグを拡張した理由はいろいろあると言われるが、一つには「大谷にできるだけたくさんの球場でプレーをさせたい」という意向もあったと言われる。

トータルでは大谷がロードで出た試合の観客動員は平均より24.3%も多い。その効果が顕著だったと言えるのではないか。




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