
2012年から18年まで、7年連続で候補になっていたクリス・セールが、雌伏の時を経て35歳で受賞した。
今年のナ・リーグの先発投手。投球回数順に15傑
Baseball ReferenceとFangraphsのWARを併記した。

従来型の数字でいえば、クリス・セールは最多勝に防御率1位、最多奪三振と「投手三冠」ではあった。
だからWARはダントツの第1位かというとそうではなく、Baseball Referenceはレッズの3年目、ハンター・グリーンを1位にした。勝ち星はMLBでは等監視されてはいるが、セールの半分の9勝しか挙げていない。上回る要素があまり見えないのだが、セールより上となっている。Fangraphsでは3.8ではあるが。
投球回数こそ11位だが、これは妥当かと思う。
セールは2019年以降、6勝、トミー・ジョン手術で全休、5勝、0勝、6勝ときて18勝。本当によく頑張ったものだ。
ただ、個々に世界一になったドジャースの投手が全く出てこないのは実に不思議だ。
rWARでいえば、タイラー・グラスノウが1.9で42位、山本由伸が1.7で53位。よくこれで勝てたものだ。
rWARではダルビッシュ有が2.0で39位、今永昇太は3.1で15位にいる。
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2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】

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