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大人的な見方をすれば「それがいい」ということになるのだろう。
日本では、偉大な父親を持った息子がプロ野球選手として大成した例はほとんどない。
アメリカならボビー・ボンズ、バリー・ボンズを筆頭に「父子鷹」は結構いるのだが。

それに加えて、清原正吾の場合「親ガチャ」で裏目が出た、と見ることもできる。
父親は現役時代から、任侠の道にあこがれて刺青を体に入れ、怪しげな薬物を自分も摂取し、人にも勧めていた。
「旨い酒飲んで、ええ女抱くために野球やってるのや」とひけらかし、家族を裏切ったわけだ。だから、正吾は野球を途中で辞めて、他のスポーツに転向した。親がまともならば、慶應高校時代、上田誠、森林貴彦という指導者の下、野球をしっかり学ぶことができたはずだ。

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清原正吾が再び野球をしたのは「父親との和解」が目的でもあった。痛々しいことに、この間の「ブランク」が、結局、清原正吾の「未来」を変えてしまったのだろう。

独立リーグやファームリーグに行くと言う選択肢は、かなり無理筋ではあった。社会人に行けば2年間はドラフト指名されない、しかし独立リーグ、ファームリーグなら1年で指名される。それは事実だが、1年経って指名されなければ、彼は2度傷つくことになる。

今年のドラフトの時点で、清原の元に来た調査書は2通だったと言う。これは「素材」としても、それほど高く評価されていなかったと言うことだろう。

どこかの企業に就職するのも道ではあるが、私は大学院で「野球」を勉強すればいいと思う。彼は「ダイバーシティ」とか「スポーツマンシップ」にも理解がありそうだし、いい研究者になるのではないか。




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