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スポニチ
相次ぐエース級のひじの故障、問題は球数ではなく、目いっぱい速い球を投げ続けること MLBが本格調査
MLBは徹底的な調査をしばしば実施している。「ピッチスマート」を導入する際にも過去20年にわたる子供から18歳までの投球記録、肘、肩の故障の記録を調査して、最終的に年代別の「投球数」「投球間隔」を決めたのだが、それから10年、今度はメジャーリーガーなど成人世代のトミージョン手術の原因について、医師、トレーナー、独立した研究者、アマチュア野球のコーチ、元投手、フロントなど、数多くの関係者のヒヤリングをもとに、新たな「ガイドライン」を設けるためにタスクフォースを立ち上げると言う。

担当者は「ピッチスマート」と同じグレン・フライシグ博士。この人が2018年に来日して、大阪大学で行った講演を取材したことがある。

恐らく「ピッチスマート」と同様、徹底的な調査に基づいて、明確な指針を打ち出すはずだ。

とにかく投手は肘のじん帯を酷使するが、この部分は、鍛えることができない。広岡達朗はできたそうだが。

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記者の見解は別にして、今から予想できるガイドラインは「球数」ではなく「投球強度」に関わるものになるだろう。
「球数」についてはMLBでは、以前よりもはるかに厳格な制限がある。「投げ過ぎ」はもはやみられないが、それでもトミージョン手術が増えているのは「投球強度」が上がっているからだ。

皮肉なことに「球数」を投げなくなった分、先発投手も救援投手と同様、打者に対して「飛ばしていく」傾向が強まった。今やQSまで投げない先発投手もいるのだ。彼らがクローザーやセットアッパーのように目いっぱい投げ始めたことで、トミージョン手術が増えているということのようだ。

すでにMLBのロブ・マンフレッドコミッショナーは、先発投手に「6回以上を投げさせる」ようなルール変更を考えていると伝えられたが、これは「ルール」で縛るものではなく、球団、指導者が「資産」である投手を守るためにとるべき「配慮」の問題ではないか。

NPBから行った投手でも、千賀滉大、山本由伸、今永昇太など「トミージョン未経験」の投手は、今後、その洗礼を受ける可能性は大いにあるだろう。

投手の肩肘を守るトレンドは「球数よりも球速」に変化しつつあるようだ。





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