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中日スポーツ
巨人・吉村本部長、田中将大は「まだ全く契約の段階でないので」ライデル・マルティネス&甲斐拓也の補強「来季は必ず連覇、日本一に」
ライデル・マルティネスや甲斐拓也に比べれば、優先順位は低いと言うことをわざわざ「言ってみせた」わけだ。

これから具体的な交渉に入るはずだが、田中との交渉を有利に運びたいと言う思惑もあるだろう。
年俸をケチりたいと思うような球団ではないが、レジェンドに対する過度な「気の使い方」をしたくなかったのだろう。

普通の大物選手の移籍ではない。曰くつきの移籍ではある。田中が入れば、メディアの注目が集まるだろう。
投手陣のリーダーの菅野智之が移籍して、リーダー格は戸郷と言うところだが、人の好さげな戸郷が、田中の下風に立つようなことがあっては都合が悪い。

おまけに、パ・リーグから甲斐拓也もやって来る。巨人投手陣の人間関係に大きな波風が立つ可能性はある。

吉村禎章本部長は、大物選手がイレギュラーな状況で移籍することに、警戒心を抱いているのだろう。
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ただ、野球の良いところは「試合が始まれば状況が変わる」ということだ。シーズンが始まって田中がローテーションを維持してそこそこ投げることができれば、こうしたぎごちない空気は吹っ飛ぶのだ。
「話せばわかる」というが野球選手は『野球をすればわかる」のだ。

田中の今の境遇は、1977年オフの野村克也に似ている。この年、野村克也はのちに夫人となるサッチーが、ベンチに介入して選手起用にまで口をはさんだとして、球団から追い出された。

野村を拾ったのが当時ロッテ監督の金田正一だったが、野村が来ると知って、ロッテの正捕手だった村上公康が引退してしまった。この年102試合でマスクを被っていたのだ。表向きは「腰痛」とのことだが、実際には「野村が来るから」だったという。

最悪の空気の中で野村はロッテに移籍。しかし43歳の野村は、村田兆治に信頼されるなど64試合に出場した。オフに球団から「金田に代わって監督になってくれ」と言われて、恩人金田を裏切るわけにいかないと退団して西武に移ったが、試合に出さえすれば、選手は「野球で会話」できるのだ。

野村克也の薫陶を受けた田中将大の選手晩年も、実りあるものであってほしいと思う。




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