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DeNAの異色経歴育成右腕が自主退団…支配下登録間近の好成績を残すも
育成選手と支配下選手の「差」は、端で見るより大きい。

二軍の公式戦には、育成選手は最大で5人しか出場できない。
また育成選手はプロ野球選手会に入会できない。また、育成選手の契約年限は3年、再契約は可能だが、多くの選手が3年で退団する。
また、育成選手は一軍のオープン戦には原則として出場できない。非公式戦には出場できる。
育成選手は背番号が三桁となるので、支配下選手と外見ではっきり区別がつく。

ソフトバンクや巨人のように育成選手だけでチームを組んで、独立リーグなどと非公式戦を行っている球団もあるが、多くの球団では育成選手は少数派で、支配下選手に混じって肩身の狭い思いをしている。
支配下登録ができるのは、7月31日まで。それを過ぎるとこの年の昇格はなくなる。

私は育成選手に何人も話を聞いたが、多くの選手は「来季の目標」で「支配下を勝ち取る」とは言わない。「行けるかどうかわからないけど、頑張る」という。
支配下登録が、どれだけ大変な道かを知っているからだろう。

育成選手契約でも、ドラフトにかかれば、地元メディアは騒ぐし、地域や学校は祝福してくれる。
しかし入団してからの「支配下とのギャップ」に心が折れそうになる選手もたくさんいるのだ。

育成選手の中には独立リーグを経由した選手がたくさんいる。独立リーグはプロ野球よりはるかに厳しい環境でプレーしている。「育成でも何でもいいからNPBに」と思うのだが、いざ育成で入ってみると支配下との差が大きすぎて、絶望してしまうのだ。

茶野は徳島から育成で入って、1年目の開幕スタメン、奇跡のような出世を果たしたが、2年目の今年は埋もれてしまった

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気の毒ではあるが、私はこれは悪いことではないと思う。日本にも本当の意味での「マイナーリーグ」が誕生しつつあると言うことなのだ。

荻野忠寛さんは「僕は、野球で生きていくのなら、育成でも何でも、NPBの野球を経験しておくべきだと思う。一軍の選手がどれだけすごい努力をしているかを見れば、認識が変わるから」と言ったが、能力の差はいかんともしがたいが「野球で生きていく」とはどういうことなのかを実感するためにも、育成でもいいからプロ入りすべきなのだろう。




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