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源田と山川の問題で、2つコメントを貰った。すこし論点を整理しておきたい。
「不倫」とは「人倫に悖る行為」ということだが、今ではもっぱら既婚者が結婚相手以外の異性と交際、具体的には「関係を結ぶ」ことを言う。それによって結婚関係に亀裂が生じ、家庭が崩壊するような事態を出来しかねない。夫婦の間に子供がいれば、その子供は不遇、不幸な状況に置かれることが多い。
日本の貧困家庭の多くは「シングルマザー家庭」だとされる。
そして既婚者がシングルになる原因の中で「不倫」が占める割合は非常に大きいと思われる。

しかし不倫は、それだけでは刑事事件にはならない。不倫が暴力沙汰になったりした場合に、刑事事件になる可能性はあるが、それ以外は「民事」であり、慰謝料、養育費などが争われる。

いずれにせよ、不倫は、当事者(夫、妻、子ども)にとって「不幸」であり、不倫をした夫、妻は非難されてしかるべきではある。

しかし結婚した男女が、他の異性を好きになることは、往々にして起こることであり、今の社会では、それを法律で取り締まることはできない。

高収入で派手な生活をするプロ野球選手の中には、夫婦関係が破綻する例が多い。ここ数年の間に亡くなった村田兆治や門田博光も、最後は家族と別れて暮らしていた。野村克也、金田正一、清原和博、佐々木主浩など、最初の妻と離婚している大選手も多い。

結局、不倫は「起こり得る」として、想定すべきものになりつつある。

離婚した家庭が貧困に陥るのは、シングルマザーなどを救済する制度が不備だと言う問題であって、すこし次元の違う問題だ。

欧米では、結婚をしても男女は「別々の人格」であり、場合によっては恋愛も自由だと言う認識がある。家庭の絆は、日本よりもはるかに薄い。日本の離婚率は近年ずいぶん高くなったが、人口1000人当たり1.7人、アメリカなどは3人程度とされる。
しかし、「夫婦が離婚することが前提」であるアメリカや欧米では、男女の職業差別が少なくて、シングルマザーが困窮する割合は日本よりも低いとされる。

アメリカで不倫関係にあるスポーツ選手などセレブがあまり非難されないのは、結婚が必ずしも「永遠の誓い」とみなされていないからだろう。

しかしアメリカでは、パワハラ、セクハラ、性暴力、さらにドメスティックバイオレンスに関しては極めて厳しい。パートナーや家族の人権、人格を否定したり、既存することは、絶対にあってはならないこととされている。

家族制度が緩やかに変化する中、源田壮亮が、球団からペナルティを受けなかったのは「いまどき」の倫理観では、妥当だったのではないか?

ただ源田がこのことを深く恥じ入り、後悔するのは彼一個の認識として尊重すべきだ。他者が「不倫なんて当たり前なんだから、気にすることはない」というような問題ではない。「結婚観」「家族観」は、人によって異なるからだ。

個人的に言えば、源田は今回のことで「世間様に顔向けできない」と思うべきだし、その上で、恥を忍んで野球をすべきだとは思う。清原みたいに開き直ってほしくはない。

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