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エクスパンションについてのブログをいくつか書いたが、GDPとチーム所在地の関係を紹介したところ、東京などGDPが大きくて、つまり人口の多いエリアにもう1球団、2球団作ることも考えられるのではないか?というコメントをもらった。
それは現実的ではないし、そもそもエクスパンションの目的としてはそぐわない。エクスパンションについて、さらに深く考えるために、そのことについて書きたい。

プロ野球は日本でもアメリカでも、大都会で始まっている。そして「地方に分散する」という発展の仕方をとっている。

1950年と2025年のMLBの所在地別の球団

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1950年当初のMLBは東海岸の大都市ニューヨーク、フィラデルフィア、ボストン、シカゴ、セントルイスに複数の球団が存在していた。

西海岸ではロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都市が発展し始めていたが、1950年当時はまだMLBは進出せず、サンフランシスコ・シールズなどのマイナーチームが人気を博していた。
この2大都市に、1958年、ニューヨークのナ・リーグの2チーム、ドジャース、ジャイアンツが移転したわけだ。

同様に、フィラデルフィア、ボストン、セントルイスのチームも1チームになった。

その後、ニューヨーク、ロサンゼルスはシカゴとともに2球団体制になったが、この3都市は、アメリカの人口の多いビッグ3だ。
MLBのエクスパンションは、競合関係を緩和し、新しいエリア、マーケットへ進出することを目的としていたのだ。

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フランチャイズ(保護地域)が定められた1952年と2025年のNPBの所在地別の球団

NPB-EX


もともと日本のプロ野球は、正力松太郎が東京、名古屋、大阪(関西)の新聞社、鉄道会社に声をかけて創立された。南海など「大阪にもう1球団ほしい」という連盟側の意向でできた。
そのために、長くこの3大都市圏以外に球団はなかった。

1952年の東京本拠地の5球団は後楽園球場でホームゲームをした。巨人の本拠地に間借りしたのだ。
甲子園、西宮球場がある西宮市は、大阪から電車で20分足らず。大阪圏といえる。東京と大阪圏だけで、14球団中10球団が存在していたのだ。

それが2025年には東京、大阪圏は4球団だけ、あとの8球団は8つの都市に分散している。

エクスパンションは「地方分散」「新たなマーケットの獲得」を目的として行われてきたことがわかる。


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