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今、全盛期を迎えつつある日本人メジャーリーガーの中には、イチローとは異なり、日本野球が抱えている問題について理解している選手がいる。
そもそも、時代の違いも大きいのだろう。
イチローがアメリカに渡った2001年は、2004年の「球界再編」の直前であり、陰りを見せていたとはいえ巨人戦の「ナイター」が茶の間に流れていた。
巨人を中心としたプロ野球のビジネスモデルはまだ健在で、高校野球の参加校数は4000校を超え部員数も15万人を数えていた。「野球離れ」の兆候はまだなかったのだ。

以後、イチローはアメリカに居を構え、日本にはスポット的に足を運ぶだけで戻っていない。松井秀喜も同様だ。イチローはマリナーズ、松井はヤンキースに今も籍がある。
イチローや松井の認識は2001年、あるいは2003年のままなのだろう。

しかし大谷翔平が海を渡った2018年には日本野球は減退に向かっていた。「球数制限」問題が起こっていたし、少年野球の環境に対する批判の声も上がっていた。

大谷翔平がグローブを全国の小学生に寄贈したり、その後にアメリカに挑戦した筒香嘉智、菊池雄星らが、私費を投じてトレーニング施設を開いたりしたのは、自分たちが生まれ育った「日本野球」の危機を肌で感じていたからだろう。

その点では、同じ日本出身メジャーリーガーと言っても、イチロー世代と大谷翔平では大きな違いがあるのだ。

ただ、イチローなど「野球離れ」以前に海を渡ったメジャーリーガー、そしてその世代の野球人であっても、その後に見聞きしたことで「危機感」を持つことは可能なはずだが、やはり「お金持ち」になってしまうと、めんどくさいことはしなくなってしまうのだろうか?

一生食うに困らない富裕層になった元メジャーリーガーにとって、自分が生まれ育った日本野球の危機を救うために立ち上がるのは、すごく有意義なことだと思うが、そういう問題意識を持つのは無理なのか?

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