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日刊スポーツ
高校野球「DH制」導入を本格的に検討開始 7回制、リプレー検証の導入と並行し高野連が議題に
昨年の改定金属バットの導入、試合開始時間の変更、クーリングタイムの導入など、矢継ぎ早の改革に続いて、今年は7回制、DH制、ビデオ判定などが、高校野球改革の議題に上っている。

時代を反映したものではあるが、これ、こうした意見が自然発生的に澎湃と沸き起こったわけではない。「旗振り役」がいるのだ。

昨年、話をしたある高校野球関係者は
「寶会長は、いろんなことを先に言いすぎる。もっと周囲に図ってから発言してほしい」
と渋面を作った。
一方で、
「寳さんのやろうとしていることは、今後間違いなく重要になって来る。今まで、手を打って来なかったのがそもそもおかしい」
という声もあった。

寶馨という今の日本高野連会長は、間違いなく「お飾り」ではなく、トップダウンで改革を進めようとする実務家タイプなのだ。

そういえば、2023年春の甲子園のあいさつでは直前にWBCで優勝した「侍ジャパン」との連携を口にした。以前なら「プロアマ規定」で、口にすることさえ憚られたような相手だったと思うが。

この人は防災工学の権威だ。水利や防災に関する統計学の専門家だ。
ちょっとこじつけではあるが、防災工学は「未来を読んで、先に手を打つ」学問ではある。

今の高校野球は、大河の前にたたずむ一軒の家みたいなものかもしれない。近い将来に必ずやって来る洪水に備えて、今から手を打たなければならない。
そういう「予知」の発想で、高校野球、高野連を改革しようとしているのかもしれない。

今月、また、日本高野連に取材に行く。寶会長にも話を聞きたいと思うが、ちんたらばっかりが揃っている日本野球界で、珍しく意欲的な指導者だと思う。

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