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スポニチ
PL学園復活へ道のり険し…桑田会長「学校存続が非常に厳しい」「できることは一つ」OB懇親会で説明
これは、PL学園とか、PL学園高校野球部とかの「衰退」ではなく、教団そのものの「衰退」と見るべきだろう。
PL教団(パーフェクト リバティー教団)は、1916年に立教された。1930年に日蓮正宗の「講」の一つとして創設された創価学会より古いが、戦前は創価学会同様、国家権力によって弾圧された。戦後、地方から都会に出てきた単身者などを中心に信者が増えた。このあたり、日本の典型的な「新興宗教」のパターンだと言える。

しかしこうした新興宗教は信者層の「世代交代」に当たって、信者数を大きく減らすことが多い。創価学会でさえも、政治部門である公明党の得票が近年、大きく減少しているが、はるかに信者数が少なく、教団の規模も小さいPL教団は、さらに危機に瀕している。

都会に出てきて横のつながりがなく、孤独だった親の世代は、新興宗教によって連帯感を得ることで精神面だけでなく、経済的にも大きなメリットがあったが、その子供の世代はすでに都会生活に慣れて、宗教のような一定の拘束を伴うコミュニティに属することを拒む傾向にある。

また昨今は「カルト宗教」の犯罪行為が多出している。「新興宗教=カルト」という印象が強くなったことも、大きなダメージになったはずだ。
PL教団は、桑田真澄、清原和博などPL高校の卒業生が、ほとんど宗教的な発言をしないことでもわかるように、比較的穏健で、社会規範内で布教活動をする宗教だったが、それだけに、創価学会や統一教会のように信者に対する拘束力は小さく、逆風の中、教勢を伸ばすことができなかったのだろう。

そして2020年に、3代目教祖の御木貴日止が死亡し、その妻が実権を握っているとされるが、組織としても弱体化が進んでいる。

むしろPL高校野球部の休部が、PL教団の衰勢に拍車をかけたと言う側面もあるだろう。

今、この宗派は「撤退戦略」に入っているのではないかと思う。桑田真澄らOBの尽力は多とするが、桑田自身も言っている通り、今は「絆を絶やさない」ことしかできないのだと思う。

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